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注文住宅成功の鍵はヒアリング

注文住宅成功の鍵はヒアリング

 

 

 

依頼主が満足のいく注文住宅を完成させるために一番大切なこと、それは依頼主と建築家との「ヒアリング」です。このヒアリングでは、自分がどんな家にしたいのか、家族との将来設計はこう考えている、この家でこんな暮らしを思い描いているということを建築家に伝えます。建築家は依頼主の希望・要望を認識し家づくりに活かしていくのですが、そのヒアリングが上手くいかないと、いい家ができないどころか、トラブルだらけになってしまいます。我々工務店としても「完全自由設計」の注文住宅を依頼主から託されているからには、依頼主の希望の家を何とか叶えてあげたいと、誰しも思っています。では自分の理想の住宅を建築するために、ヒアリングでは何を伝えれば良いのでしょうか。

 

創る家はあなたのためじゃない。家族の笑顔のため。

 

家を建てたいと思ったとき、あなたは何で家が欲しいと思ったのですか?自分のため?いいえ、「家族の幸せのため」でしょう。

 

「子どもたちがのびのびと遊べる庭があったらいいな」
「休みの日に友人たちとホームパーティなんかしたい」
「いつも明るい日差しが入る吹き抜けの家が欲しい」
「得意の料理が存分に発揮できる、素敵なキッチンは絶対!」

家が欲しいと思った瞬間から、このような理想の家が頭の中でぐるぐるします。夫婦や家族で楽しみながら、将来住む家について語り合います。これは、理想の住宅を実現するための第一歩です。しかし、理想や要望を持っていても必ずついてくるのが「予算」です。具体的に話が進んでいくと、予算とスケジュールを考慮すると、「自分の理想ばかりを追っててはダメだ」と理想と現実の中で葛藤します。そんな中で建築家とのヒアリングでは、自分の理想をつい隠してしまい、つい妥協してしまうこともあるかもしれません。

 

でも、妥協してばかりでよいのでしょうか。あれもこれも妥協してしまうなら、注文住宅でなくても分譲住宅でもよいはずです。自分の理想の住まいを求めるからこその注文住宅です。建てる住宅は家で暮らす依頼主とその家族のためなのですから、住む人の理想が大事になってきます。そこに住むあなたとあなたの家族にとっての理想は追求するべきです。住宅は何十年と住み続けるものです。だから建築家に対し遠慮することなく家に対する理想はぜひ語って欲しいのです。

 

建築家の仕事は、家を作ることだけが仕事じゃない

 

建築家の中には、建物を建てることを仕事としている人がいます。確かに間違いではありませんが、そこに想いがなければ建築家とは言えません。建物を建ててるだけなら、建売住宅を設計して販売すればいいのです。しかし注文住宅は違います。自由設計の注文住宅が欲しいと思うあなたは、「自分の理想の家が欲しい」という譲れない想いが必ずあるはずです。その想いをヒアリングの際に語らずしてどこで語るのでしょうか。ここでしっかり建築家に伝わらなければ、注文住宅を建てる意味が半減してしまいます。依頼主と建築家がその理想に対し意見交換を行い、実現に向けて共通の認識を持たないと、大事な理想の家は実現しません。

 

せっかく建築家に依頼するのです。伝えたいことはすべて伝えましょう。注文住宅の理想は依頼主の頭の中にあります。それを整理して建築家に伝えることは難しい作業です。しかし想っているだけで伝わらなければ、理想の家はできません。ここで大事なことがもう一つ。建築家との信頼関係です。

 

建築家の仕事は、依頼主の想いをカタチにすることが仕事です。十人十色の依頼主の想いをそれぞれ叶えるのが建築家です。建築家の仕事の最終形は、そこに住む家族の幸せ、笑顔ではないでしょうか。カッコいいデザインや最先端の設備を導入した家を作ることも大事ですが、依頼主の家族の幸せ以上に大事なことはありません。

 

建築家が贈るのは「家族の笑顔」

 

建築家が依頼主の理想をくみ取るためには、ヒアリングが欠かせません。でも通り一遍のヒアリングでは駄目だということは、ここまで読んだあなたは分かるはずです。信頼関係のないヒアリングは何も話していないことと同じです。このヒアリングの成功が、家を作り、将来の快適な生活を決めると言っても過言ではありません。

 

理想ばかり言ってては、工事費がどんどん高くなってしまうのではありませんか?心配になるのも当然です。確かに予算という要望もありますので、無尽蔵に希望を入れ込むわけにはいきません。しかし予算に合わせて依頼主の要望に最大限応えるのが建築家の仕事なのです。予算内でどうやったら依頼主の希望を叶えることができるのか。それを一所懸命に考えること、少しでも理想に近づけることが建築家の腕の見せ所でもあります。建築家が依頼主に贈りたいもの、それは「家族の笑顔」です。ですから、あなたは建築家に対し、恥ずかしがることなく、理想を伝えてください。全部伝えてください。

 

注文住宅を建てるうえで、非常に大事になるヒアリング。カタチのないものを理想のカタチにする第一歩です。ヒアリングは重要な建築家との共同作業です。「こんなこと言っても大丈夫かな」という遠慮はせずにどんどん言ってください。伝えることなく理想の家は建ちません。あなたの、ご家族の理想を建築家にぶつけましょう。

 

 

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