冬あたたかく夏すずしい家にする方法
2025年06月28日
冬あたたかく夏すずしい家にする方法
住まいの快適さを左右する要素として、
「夏の暑さ」「冬の寒さ」に
どう対応するかは非常に大切なテーマです。
「冬になると足元から冷える」
「夏はエアコンが効きづらい」
そんなお悩みをお持ちの方には、
リフォームで“断熱性能”や“通風性”を高めることが、
効果的な解決策になります。
今回は、季節を問わず快適に暮らせる家へと
生まれ変わらせるための方法を、
いくつかご紹介します。
■まずは「断熱性能」を見直そう
住まいの寒さや暑さの大きな原因は、
実は「壁・床・天井・窓」の断熱性能にあります。
特に築20年以上の住宅では、
断熱材が入っていなかったり、
薄かったりするケースも多いです。
リフォームでは、以下のような方法が有効です：
・外壁や天井に断熱材を追加する
・床下に断熱材を敷きこむ
・断熱性能の高い内窓を取り付ける
これらを組み合わせることで、
室内の温度が外気に影響されにくくなり、
冷暖房効率も大きく向上します。
■窓まわりの工夫で体感温度が変わる
家の中でもっとも熱の出入りが多いのが「窓」です。
冬の暖房熱の約5割、夏の冷房効率の4割が、
窓から逃げているとも言われています。
そこで有効なのが、次の対策です：
・内窓（二重窓）を取り付ける
・Low-E複層ガラスに交換する
・外付けブラインドや庇で日差しを遮る
特に内窓は比較的手軽に取り付けられ、
防音性の向上にもつながるため、
とても人気のあるリフォームメニューです。
■自然の力を活かして涼しくする
夏の暑さ対策では、冷房だけに頼るのではなく、
風通しや日射遮蔽を意識した工夫も大切です。
・風の通り道を確保する間取り改善
・軒先やすだれで直射日光をカット
・通風タイプの玄関ドアに交換する
こうした“自然の力”をうまく取り入れることで、
電気代の節約にもつながり、
体にも優しい住まいが実現できます。
■省エネ設備で快適性をキープ
断熱や通風に加えて、
省エネ設備を導入することで、
一年を通して快適な室内環境を維持できます。
・高効率エアコンや床暖房
・浴室暖房乾燥機の設置
・太陽光発電＋蓄電池の導入
こうした設備と組み合わせれば、
“省エネで快適”な暮らしがさらに近づきます。
特に冬場のヒートショック対策として、
浴室や脱衣所の断熱・暖房強化は
優先順位が高いポイントです。
■“体感”を重視して計画を立てよう
リフォームは、図面だけでは分からない
“体感の変化”がとても重要です。
過ごしやすさは、
数字以上に“実感”として感じるもの。
「去年より暖かく過ごせている」
「エアコンの効きが違う」
そうした感覚は、毎日の生活に
じわじわと影響を与えていきます。
断熱や通風のリフォームは、
見た目の派手さこそありませんが、
暮らしの満足度をぐっと引き上げてくれます。
■まとめ 一年中快適な家づくりの第一歩
「冬あたたかく夏すずしい家」は、
断熱・窓・通風・設備のバランスで実現します。
「住みながら快適にしたい」
「今の家をもっと大事に使いたい」
そんな方にこそ、今回ご紹介したリフォームが
大きな力を発揮してくれるはずです。
まずは小さなところからでも、
できることから始めてみてくださいね。
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