住宅で忘れがちな諸費用について詳しく知ろう 諸費用シリーズ⑤
2022年06月18日
注文住宅などでかかってくる諸費用。様々な諸費用がありますが、今回は、忘れがちな項目についてお伝えします。
今回お伝えする内容は、聞いてしまうと当たり前の内容ですが、家づくり、特に費用計算をしていると見落としてしまいがち、忘れてしまいがちな費用なので、しっかり押さえていただきたいと思います。
もくじ
1-1 家電費用
1-2 家具費用
1-3 引越費用
1-4 TV・電話工事費用
1-5 地鎮祭、上棟費用
1.忘れがちな諸費用
1-1 家電費用
家電なんて、今使用しているものを使うから必要ないと思っていませんか?
その中でエアコンを見ていきましょう。
今使用しているエアコンを再利用したとしましょう。アパートで使用していたエアコンを新居にもっていくと・・・まずアパートのリビングで使用していたエアコンは新居のLDKにもってくると・・・容量が足りない。
また、今使用しているエアコンを外して持ってこようと考えると、取り外し費用、設置費用がかかります。それだけで約3万円ほどかかります。
また、各居室にエアコンを設置するとなるとそれなりの費用がかかりますので、この費用はよく考えた方がよいでしょう。
エアコンの他にも、冷蔵庫・洗濯機・テレビなどがあります。
これら家電を新規に購入する予定だという場合は資金計画に組み込みましょう。
1-2 家具費用
次は家具です。家が新しくなったら家具も新調したくなるのが人情です。
ダイニングテーブルセット、ソファー、テレビローボード、ベッド、食器棚などがあります。
子どもがいる場合は、子ども部屋に学習机、本棚、ベッドなどが必要になる場合があります。
家具もピンキリですが、こだわりたいと思っている方は一定の予算を資金計画に入れておいた方が良いでしょう。
1-3 引越費用
最近は引越屋さんの競争激化でサービスが向上し、段ボールの準備や回収、家具の設置などとても便利なサービスがあります。中には粗大ごみの回収を無料でやってくれるところもあります。
自分たちで引越をやっても良いのですが、時間が思いのほかかかってしまうこと、運搬時に家具や家を破損させてしまうリスクもあります。
最近では引越費用一括見積サイトなどもあります。上手に活用すると良いと思います。
1-4 TV・電話工事費用
テレビの配線ですが、各地域によって変わってきます。ケーブルテレビを利用するのであれば、その会社に問い合わせをしなければなりませんし、アンテナを利用する場合は電気屋さんなどに設置してもらいます。
これもご自身がどのようなサービスを利用するのかにより変わってくる項目です。ケーブルテレビを利用してインターネットを使用する場合なども細かくチェックしておきましょう。
最近は自宅に電話を引かない家庭も増えてきました。しかし電話回線を利用してのインターネット利用などもありますので、必要に応じて考えておくとよいと思います。
あとから忘れてた、となりがちな項目ですので、どのくらい費用がかかるかを確認して、大きな費用がかかりそうであれば資金計画に組み込みます。
1-5 地鎮祭、上棟費用
地鎮祭をする場合、お供え物を購入したり、神主さんに「御初穂料」をお渡しします。
また、上棟時のお弁当などを考えておられる方は、その経費も計上しておくとよいでしょう。
これらは建築会社によっても対応が異なるため、地鎮祭や上棟はどのように進めるのか、費用や立ち合いが必要かなど確認しておく必要があります。
2.まとめ
以上、忘れがち、見落としがちな費用の一覧でした。
家を建てる費用というと見える費用、土地、家の費用が分かりやすいですが、覚えておかないと忘れがちなこのような費用もありますので、忘れずに資金計画に加えておきましょう。
資金計画の際、諸経費は150万円、などと適当に入れるべきではありません。適当に入れてそれで余ってしまう分には何も問題ありませんが、足りなくては困ることなるからです。
ここまでお伝えした内容をしっかり確認していただき、資金計画に活かしていただければ、家づくりの予算がはっきりし、土地や家にどれくらい費用をかけることが出来るのかが明白になります。
ぜひご参考いただければと思います。