住宅ローン借り換えでリフォーム

2025年02月19日

住宅ローン借り換えでリフォーム

住宅ローン借り換えで
リフォーム資金を確保する方法

家を建てた当初に組んだ
住宅ローンの返済が続いている中で、
「そろそろリフォームしたい」
と考える方も多いでしょう。
しかし、新たにリフォームローンを組むと、
毎月の返済額が増えてしまい負担が
大きくなることもあります。
そこで一つの選択肢として考えたいのが
「住宅ローンの借り換え」です。
適切に借り換えを行えば、
月々の返済額を抑えながらリフォーム資金を
確保することができるかもしれません。

住宅ローン借り換えを活用するメリット

住宅ローンの借り換えを活用して
リフォーム資金を確保する方法として、
「借り換えローン＜リフォーム資金セット型＞」
というプランがあります。
このプランを利用すれば、
現在の住宅ローンの残債と
リフォーム費用を一本化し、
より低金利のローンに借り換えることが可能です。

一般的なリフォームローンの金利は
2～5%程度と高めですが、
住宅ローンの金利はそれより
低く抑えられる場合が多いため、
借り換えによって月々の負担を軽減できる可能性があります。
また、リフォームローンの借入期間は
通常10～15年と短めですが、
住宅ローンにまとめることで返済期間を長く設定し、
負担を分散させることができます。

借り換えシミュレーション
具体的にどれくらいのメリットがあるのか、
シミュレーションを見てみましょう。

現在の住宅ローン条件
残債：約1,863万円
金利：2.49%
返済期間：残り20年
毎月返済額：約9.9万円

これを金利0.61%の住宅ローンに借り換えた場合、
毎月の返済額：約8.2万円
月々の差額：約1.7万円の軽減
さらに、リフォーム費用600万円を合算した場合、
新たな借入総額：約2,463万円（1,863万円＋600万円）
毎月返済額：約10.9万円

この場合、毎月の返済額が1万円増えるだけで
600万円のリフォーム資金を確保できる計算になります。
古くなった部分の修繕や設備の交換を行い、
快適な住環境を整えながら
無理のない返済が可能になるでしょう。

借り換えの際の注意点

住宅ローンの借り換えには
メリットが多い一方で、
いくつかの注意点もあります。

別の金融機関での手続きが必要
住宅ローンの借り換えは、
現在借りている金融機関ではなく、
別の銀行や金融機関で行う必要があります。
そのため、金融機関ごとの金利や手数料を比較し、
最適な選択をすることが重要です。

諸費用を含めた総額をシミュレーションする
借り換えには手数料や保証料などの
諸費用がかかります。
手数料が無料、もしくは低めに設定されている
金融機関を選ぶことで、
よりお得に借り換えができます。

収入状況や家の価値によっては借り換えが難しいことも
大幅な収入減やローンの滞納履歴がある場合、
借り換えの審査に通らないこともあります。
また、担保となる住宅の価値が下がっていると、
希望する金額での借り換えが
難しくなる可能性があります。

「住宅ローンの残債があるからリフォームは難しい」
と諦める前に、借り換えを活用して
資金を確保する方法を検討してみるのも一つの手です。
ただし、借り換えによるメリットがしっかり出るかどうか、
事前に細かくシミュレーションすることが大切です。
信頼できる専門家に相談しながら、
最適なプランを見つけてみてはいかがでしょうか。