初めての家づくりでやりがちなNG行動

2025年06月21日

家づくりは多くの方にとって、
人生で一度きりの大きなプロジェクトです。
夢や希望がふくらむ一方で、
初めてだからこそ、知らず知らずのうちに
「やらない方がよかった行動」を
とってしまうこともあります。

今回は、これから家づくりを始める方が
後悔しないために、
よくある“NG行動”をいくつか紹介しながら、
どう回避すればよいかを考えてみましょう。

■ 情報を詰め込みすぎて混乱する

雑誌、ネット、SNS、YouTube…。
家づくりの情報はあふれています。
たしかに勉強になる反面、
あれもこれもと見すぎてしまうと、
かえって何を信じていいかわからなくなります。

大切なのは「自分たちの暮らしに合うか？」
という視点で情報を取捨選択すること。
見栄えの良さや流行に惑わされず、
“暮らしのリアル”に目を向けましょう。

■ 予算を曖昧にしたまま進める

「とりあえずプランを見てから…」と
予算をはっきり決めないまま
打ち合わせを始めてしまうのも要注意です。

結果的に見積もりが膨らみ、
「想定よりずっと高くなってしまった…」と
慌てて削る作業が発生し、
納得感を持てない家になることもあります。

まずは総予算（建物＋土地＋諸費用）を把握し、
「住宅ローン＋自己資金」で無理のない範囲を
明確にしておきましょう。
予算ありきで考えることが、
成功への近道になります。

■ プランの相談を急ぎすぎる

間取りを考えるのは楽しい時間ですが、
「家族の暮らし方」や「将来のライフスタイル」を
よく話し合う前に
プランに入ってしまうのは危険です。

「吹き抜けが欲しい」「広い玄関がいい」など、
見た目の要望ばかりに目を向けがちですが、
日々の動線や収納の使い勝手、
家族それぞれの生活リズムも大切です。

暮らし方の“設計図”がしっかりしていれば、
住んだあとも快適に感じられる家になります。

■ 業者を価格だけで選ぶ

工事費の安さだけで工務店やハウスメーカーを
選んでしまうのも、よくある失敗です。

確かに安さは魅力ですが、
価格には理由があります。
「標準仕様が少ない」「現場管理が甘い」など、
後からトラブルになるケースも少なくありません。

金額だけでなく、担当者の対応や
過去の施工事例、アフターフォローの体制など、
総合的に信頼できるかを見極めることが大切です。

■「聞きにくいこと」をそのままにする

「ちょっと気になるけど…聞いたら悪いかな」
そんな遠慮が、のちの後悔につながることも。

専門的な内容や、見積もりの細かい部分、
工事中の疑問などは、
遠慮せずにどんどん質問することをおすすめします。

納得できないまま進めてしまうと、
完成した後に「やっぱり違った」と思っても
取り返しがつかなくなる場合があります。

信頼できるパートナーであれば、
どんな質問にも丁寧に応えてくれるはずです。

■ 家づくりに“正解”はない

家づくりは、正解を探す旅ではなく、
自分たちの暮らしに合った「納得解」を
探していくプロセスです。

初めてだからこそ失敗を避けたいという
気持ちはよくわかります。
でも、失敗を恐れるあまり動けなくなるよりも、
「何を大切にしたいか」を軸にして、
一つひとつ丁寧に決めていくことが
後悔のない家づくりにつながります。

必要なのは、正しい知識と信頼できる相談相手。
そして、自分たちの暮らしを見つめる視点です。
この先の家づくりが、
納得と満足のあるものになりますように。

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