保険や税金の見落としがちな出費とは

2025年08月26日

保険や税金の見落としがちな出費とは

住宅を建てる、あるいはリフォームを考えるとき、
どうしても建築費用やローン返済額に
目がいきがちです。
しかし実際には、完成後に毎年かかる
「保険や税金」といった出費を
見落としてしまう方も少なくありません。
今回はその代表的なものを整理してみます。

■火災保険と地震保険の意外な負担

住宅ローンを組む際、多くの金融機関で
火災保険への加入が必須条件となります。
また、地震リスクの高い地域では
地震保険も併せて検討する必要があります。
これらは一括で支払うと数十万円に上ることもあり、
更新時には再びまとまった費用がかかります。
「建てた後の固定費」として計画に
組み込んでおくことが大切です。

■固定資産税と都市計画税

住宅を所有すると、毎年必ずかかるのが
固定資産税と都市計画税です。
土地と建物の評価額によって決まるため、
新築時は特に高額になる傾向があります。
ただし、新築住宅には数年間の減額措置があり、
長期優良住宅ならさらに優遇を受けられる場合も。
制度を理解しておくと負担感が違ってきます。

■リフォーム後に増える可能性も

意外と見落とされがちなのが、
リフォーム後に評価額が上がるケースです。
耐震補強や増築、断熱改修などを行うと、
固定資産税の課税対象が変わることがあります。
「リフォームしたら税金が増えた」という声もあるため、
工事前に自治体へ確認しておくと安心です。

■まとめ

住宅は建てた後も、保険料や税金といった
“見えないランニングコスト”が続きます。
建築費用やローン返済だけでなく、
これらの出費を踏まえて資金計画を立てることが、
長く安心して暮らすための大切なポイントです。
将来の家計の安定を守るため、
一度シミュレーションしてみてはいかがでしょうか。