諸費用について詳しく知ろう 第1回
2019年07月13日
諸費用について詳しく知ろう 第1回
こんにちは。
代表の佐竹です。
今回のお話は大事なお金のお話。
しかもよく分からない
「諸経費」
について書いてみます。
家は、一生に一度のとても大きな買い物。
人生で一番高額な買い物になるだけに、
失敗は出来ない。損はしたくない。
あなただけではなく、皆さんそう思っています。
ただ、そうは言っても家を買うのは人生で一度きり。
(たまに2回3回かう人もいますが・・・)
一回しか買わない家なので、見積書を見ても、
必要な経費の一覧を見てもとても分かりづらい。
そのうち、この費用は必要なのか、不要なのか。
高いのか安いのかが分からなくなってきます。
現在は、金利がとても低くて、
これを書いている2019年7月のフラット35の金利が
1.18%とここ2、3年でも安い金利になっています。
銀行はこれ以上低い金利では、利益が出ないため、
金利を上げよう上げようとしているので、
そうならない今のうちに住宅ローンを借りて
家を建てようと考える人は多いと思います。
消費税が上がることがほぼ間違いない10月以降でも、
手厚い制度が目白押しのため、増税されたからといって、
不利になることはありません。
ただ、そんな今でも昔でも変わらないのはお金の話。
失敗しない家づくりというのはやはりまずお金なんです。
そこはしっかり押さえておく。
そこで今回は、特に分かりにくい
「諸経費」
について詳しくお伝えしたいと思います。
土地や家の価格は分かりやすい。
でも諸経費って言われると、
何の費用なのかが分かりにくくなってしまいます。
家づくりを考えている方の多くが、
考えている、家を建てようと思ったときに考える総予算。
それは、
「本やネットに出ている土地の価格」+「本やネットに出ている家の価格」+「150万円くらい」
このくらいの予算感。
私たちが家の相談を受けたとき、早い段階で資金計画を必ずさせていただくのですが、何件か住宅会社に行ったという方でさえ、このような間違った認識をされている方が本当に多いです。
恐らくこれを読んだ方もそのように思った方も多いのではないでしょうか。
でも安心してください。知らないあなたが悪いわけではなく、広告の表示が不親切なためです。不動産屋さんや住宅会社も悪意をもってやっているわけではないのですが、お分かりですよね、実際はもっと費用がかかるってこと。
本やネットに出てこない、表示された土地や家の金額以外にどんな費用があるのかを見ていきましょう。
では、まず土地に関する費用です。
●仲介手数料
この費用は、不動産屋さんが所有している土地を購入する場合は必要がありません。
しかし「仲介」と記載された土地を購入する場合は必ずかかってきます。
手数料の金額は、土地の価格によって分かれます。
一般的には「(土地の価格×3%+6万円)×消費税」
例えば1000万円の土地を購入する場合の手数料は、
「(1000万円×3%+6万円)×1.08」=388,800円掛かります。
安い金額ではありません。
安くない金額ですから、不動産屋さんにはしっかり調査を
してもらったり、価格交渉をしてもらったり、その金額に見合う
仕事をしてもらわなければ納得できません。
●固定資産税清算金
この税金は、一年分を前払いで納めなければなりません。
一年分前払いですから、今の段階では売主さんがこの税金を支払っています。
ですので、土地の取引の日を境にして日割りした分を売主さんに支払わなければなりません。
●所有権移転登記代
土地の所有権を売主からあなたへ移転するための費用です。
司法書士がこの仕事を行いますが、司法書士の手数料が
だいたい40,000円~50,000円くらいが相場です。
あとは印紙代がかかります。
印紙代は、土地の価格によって大きく異なります。
●水道加入金
生活するために必要な水道を引くために、市町村に支払う
ものです。各市町村により基準が変わり、加入金が必要ないところもあります。
●水道引込み工事代金
購入した土地の敷地内に水道管がない場合は、水道管の引き込み工事を行う必要があります。
前面道路の水道管がある場合、工事代は20~50万円くらいかかります。
前面道路に水道管がない場合はその場所まで水道をもってこなくてはなりません。その場合は多額の費用がかかる場合があり、100万円以上かかることも珍しくありません。その場合、市町村がある程度負担しくれる場合もあります。
また、どうしても水道管をもってくるのが難しい場合は、井戸を掘ることも選択肢としてあります。その場合は井戸を掘る費用とポンプ設置で50~80万円くらいかかります。
●境界基礎工事
あなたの土地と隣の土地の境はどうなってますか?
塀などを建てるための基礎工事はされていますか?
基礎が無い場合はその基礎を設置する工事が必要です。
ただ、その上に設置するブロックやフェンスなどの工事費用は
別となりますので念のため。
●下水道受益者負担金
下水道がある地域では「受益者負担金」が必要になる場合があります。
また地域によっては排水するのに水利組合等に排水負担金が必要になる場合があります。
下水道が普及していない地域の場合には合併浄化槽が必要になります。
工事費はおよそ70~100万円ほどかかりますが、補助金を設けている地域もありますので、しっかり確認しましょう。
●地目変更登記代
土地には地目というものがあって、家を建ててよい地目は「宅地」だけです。
もし「田」「畑」「雑種地」などの地目の土地を買う場合は、地目変更登記を行う必要があります。
約50,000円くらい必要です。
●農地転用費用
購入した土地が「田」「畑」の場合、これらは農地になりますから、「農地転用」という手続きを役所で行わなければいけません。
この費用は売主負担と買主負担が決まっていませんので、購入の際は確認が必要です。
ちなみに「農地転用」は時間がかかる場合があります。
●地盤改良費用
家を建てたい土地の地盤がしっかりしているかを調べる
「地盤調査」は必ず必要です。
また、地盤調査の結果で地盤改良が必要だと判定された場合、
「地盤改良費用」がかかります。
地盤調査はおよそ50,000円ほど、地盤改良は工法にもよりますが、
150万円くらいかかる場合もありますので、地盤改良費をみていないと結構な予算誤差が生まれてしまいます。
いわゆる諸経費といっても
土地だけでこれだけの費用がかかります。
しかし、土地以外にもまだまだたくさんの必要な費用があります。
この続きはまた次回!
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