価格が安い土地はチャンス？

2023年07月09日

ギフトホーム佐竹です。

本日は、一日雨。朝の降ってない
時間に犬の散歩だけはこなして
まいりました。本日はお客様訪問
３件。午後からは、ＺＯＯＭにて
勉強会に参加しておりました。

さて本日は、土地のお話。

住宅を建てるときは、土地が必要に
なります。設計するのにありがたいのは、
正方形や長方形の土地で、
東西南北がほぼきれいに収まる土地に
なります。

敷地が東西南北にきれいに向いてない
場合はどうなるでしょうか。四角の頂点に
東西南北があるような45°傾いた土地に
なります。

場所によっては、山や川、道路などで
きれいに南に向いていない土地も
たくさんあります。

そのような土地に住宅を建てる場合、
家の配置をどうしようか迷うことになります。

敷地の形状に合わせて住宅を建てると、
なかなかパッシブデザインにすることが
難しいです。

よくある解決策として、土地の形状に
逆らい、建物を強引に南に向けて設計
することもあります。

このやり方ですと、近隣の住宅の建物の
隙間を利用して南側の日射を取り入れる
ことができたり、南側の眺望を確保する
ことができたりもします。

近隣の住宅が土地の形状に合わせて
住宅を建てている場合、窓の位置も
45°ずれますので、お隣さんと視線が
合いにくいというメリットもあります。

デメリットとしては、敷地に三角の
空き地が複数できてしまいます。
駐車場のことを考えると、デッド
スペースみたいな場所が増えて
しまうのです。

土地の広さに余裕がある場合は、
このような設計でも充分広さを
取れるのであればよいですが、
なかなかそのような土地はありません。

敷地が狭く方角的にもよくない場合、
Ｌ字の中庭プランを提案致します。

ちょうどこのような、土地と建物が
見つかりましたので、載せておきたいと
思います。

このように配置すると、冬の10時から
14時の暖かい太陽光は光を取り入れて、
夏の10時前、14時以降の暑くなりすぎる
太陽光は自分の建物で遮ることができます。

この図のような配置ですとちょうどＬ字の
あいた所に駐車場を作ることができますので
一石二鳥です。

仮に土地が狭くても、この設計であれば
敷地をかなり有効活用できることになります。

このＬ字のくぼみを有効利用して、
大きな窓を作れば、パッシブデザイン的にも
よい設計になると思います。

土地探しの場合はこのような土地は
敬遠されがちですが、それを逆手に
とって、住宅を設計することも、意外に
よい設計になることもあります。
もちろん近隣の住宅との兼ね合いも
あるのですが。

どのような形状の土地でも、アイデアを
出せばきっとよい設計ができるはずです。
せっかく見つけた土地がいびつな形状で
あったとしても自分自身で駄目と判断せず、
プロの設計士に相談してみれば、よい住宅を
設計できることもあります。

そのような土地は価格も安いことが多い
ですから、検討してみる価値は充分に
あると思います。

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