住宅の基礎

2024年07月29日

住宅の基礎

住まいを支える根本から考える

基礎の役割と重要性

基礎は、家の全体を支える土台です。
家の構造体がしっかりしていても、
基礎がしっかりしていなければ、
家全体の耐久性が損なわれてしまいます。
基礎は、地震や台風などの自然災害から
家を守るために重要な役割を果たします。

基礎の寿命とコンクリートの特性

基礎に使用される
主要な材料はコンクリートです。
コンクリートの寿命は、
鉄筋の中性化によって決まります。
中性化は、コンクリート内の
鉄筋が酸化することで起こり、
その進行は「√年数×中性化係数」
で表されます。
中性化が鉄筋まで達すると、
基礎の寿命が尽きるのです。

たとえば、屋内の中性化係数が
6.12の場合、鉄筋までの距離が
50mmの基礎断熱の立ち上がり部分では、
約67年で鉄筋まで中性化が進行します。
これでは、木材が200年持つとしても、
基礎の方が先に寿命を迎えてしまいます。

中性化の進行を遅らせる方法

中性化の進行を遅らせるためには、
年数と被覆の性能を考慮する必要があります。
年数が長くなるほど
中性化の進行は遅くなりますが、
それでも被覆の厚みを
確保することが重要です。
たとえば、コンクリートの被覆厚を
200mmにすることで、
中性化の進行を抑え、
基礎を長持ちさせることが可能です。

具体的な施工方法

コンクリート基礎を
200年以上持たせるためには、
次のような施工方法が考えられます。

被覆厚の確保
200mm以上の被覆厚を確保することで、
中性化の進行を抑える。

高性能の被覆材の使用
中性化係数が低い
被覆材を使用することで、
標準的な厚みの基礎でも長寿命化を図る。

施工精度の向上
鉄筋を正確に配置し、
被覆厚を均一に保つことで、
基礎全体の耐久性を向上させる。

依頼先選びのポイント
住宅の新築やリフォームを依頼する際には、
基礎に対するこだわりを持つ会社を
選ぶことが重要です。
信頼できる工務店は、
基礎の耐久性に関する明確な根拠を持ち、
それを実現するための施工方法を
しっかりと説明してくれるはずです。
あなたの住まいを長持ちさせるためにも、
基礎の重要性を理解し、
こだわりを持った工務店に
依頼することをお勧めします。

基礎の重要性を理解することで、
あなたの住まいがより長く快適に
保たれることを願っています。
どうぞ、信頼できる工務店を見つけて、
理想の住まいを実現してください。

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