ペットと暮らす家、リフォームのポイント
2025年06月16日
ペットと暮らす家、リフォームのポイント
ペットは今や大切な家族の一員。犬や猫、
小動物と一緒に暮らすことは、癒しや喜びを
与えてくれる反面、住まいに対する悩みも少なくありません。
床や壁の傷み、においの問題、冬の寒さや夏の暑さなど、
ペットにも人にも快適な環境をつくるには、
ちょっとした工夫とリフォームの知恵が必要です。
今回は、ペットと暮らすための住まいのポイントをご紹介します。
■床材は滑りにくく丈夫な素材を
犬や猫の足腰に優しく、傷つきにくい床材を
選ぶことはとても重要です。
一般的なフローリングは滑りやすく、
足の関節を痛めてしまう原因になります。
おすすめはクッションフロアや
滑りにくいコーティングを施した木質系の床材。
耐水性のある素材ならお掃除もしやすく、
粗相してしまっても安心です。
実際にペットが走る様子を
想像しながら選ぶと失敗しません。
■壁と建具にはひと工夫を
壁の引っかき傷や
ドアの破損に悩まされるご家庭も多いです。
壁には傷や汚れに強いクロスや
腰壁パネルの施工がおすすめです。
腰から下の部分だけ強化するだけでも、
かなり持ちが良くなります。
また、ドアはペット用の小さな出入口付きに
することで、室内移動がスムーズになります。
猫の通り道として棚や通路を作ると、
運動不足解消にもつながります。
■においや換気対策も忘れずに
ペットのにおい対策には、
換気と空気の流れがカギです。
リフォームの際には、換気扇の設置や
窓の配置に注目しましょう。
においがこもりやすい場所には
脱臭機能付きの壁紙やエコカラットなどの
調湿・脱臭素材を取り入れるのもおすすめです。
定期的に空気を入れ替えられるように、
間取りを工夫することも快適さに直結します。
■ペット専用のスペースを確保しよう
リフォームでペット専用スペースを
作ることで、お互いがより快適になります。
たとえばリビングの一角に
小さなハウスを設けたり、
玄関近くに洗い場を設けるのも便利です。
猫なら日当たりのよい窓際に
キャットタワーやベンチをつけるのも◎。
小さなスペースでも、工夫次第で
ペットの安心できる居場所になります。
■人にもペットにも優しい暮らしを
ペットとの暮らしに合った住まいは、
私たち人間にとっても居心地のよい空間になります。
見た目のおしゃれさだけでなく、
耐久性、掃除のしやすさ、安全性といった
視点からリフォームを考えることが大切です。
これから家を整えようとお考えの方は、
ぜひ「ペットの目線」でも
住まいを見直してみてください。
きっと毎日の暮らしが、
もっと穏やかで楽しいものになりますよ。
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