家づくりのスケジュール、どう決める？

2025年06月18日

家づくりのスケジュール、どう決める？

家づくりは、時間と心にゆとりを持って進めたいもの。
しかし現実には「何から始めるべきか分からない」
「どこでどのくらい時間がかかるの？」
という声をよく耳にします。
新築もリフォームも、限られた期間と予算の中で
後悔のない決断をするためには、
あらかじめ“全体の流れ”を把握しておくことが大切です。
今回は、家づくりのスケジュールを立てるうえで
押さえておきたいポイントをご紹介します。

■最初に決めるのは「いつ住みたいか」

スケジュールは“ゴールからの逆算”が基本です。
例えば「来年の春までに引っ越したい」なら、
その半年前には工事が始まっている必要があります。
打ち合わせや設計、確認申請などを考慮すると、
理想的には1年前には動き始めたいところです。
「なんとなく考えている」から
「○月までに完成させたい」に変えるだけで、
具体的な行動計画が見えてきます。

■設計・打ち合わせ期間を侮らない

実は、家づくりの中でもっとも時間がかかるのが、
この「打ち合わせ・設計」のステップ。
間取りやデザイン、予算の調整など、
一つひとつの判断に時間がかかります。
理想のプランを描くには、2〜3ヶ月以上かかることも。
焦って決めると後悔のもとになりますので、
この期間にはしっかり余裕を持ちましょう。

■リフォームは「現地調査」も重要

リフォームの場合、スケジュールはやや短めですが、
事前の現地調査がとても重要です。
建物の状態によっては、構造補強や
想定外の工事が必要になることもあります。
現場をしっかり確認したうえで、
計画・見積もりを行うことが、
工期の遅れを防ぐコツです。
また、住みながらのリフォームなら、
生活動線の確保も一緒に考える必要があります。

■工事期間は「内容次第」で変わる

新築なら平均して4～6ヶ月、
リフォームなら数週間から数ヶ月。
ただし、規模や仕様によって大きく変動します。
注文住宅はこだわるほど時間がかかりますし、
リフォームも水まわりを含めると長引きやすいです。
また、天候や資材の入荷遅れなど、
不確定要素もあるので、
完成予定は少し余裕を持たせるのが得策です。

■引っ越しや手続きもスケジュールに

完成後すぐに入居できると思いがちですが、
実際には引っ越しやライフラインの手続き、
家具・家電の搬入、登記やローンの手続きなど、
意外とやることが多くあります。
特にお子さんの入学・転校がある場合は、
学期のタイミングも考慮しましょう。
建物だけでなく「暮らしの準備」までを
スケジュールに含めておくと安心です。

■まとめ：時間を味方につけた家づくりを

理想の住まいは、一朝一夕ではできません。
でも、スケジュールをしっかり立てることで、
焦らず、納得のいく選択ができるようになります。
“いつ住みたいか”を起点に、
“どう進めたいか”を組み立てていく——
それが、後悔のない家づくりへの第一歩です。

気になることがあれば、早めにご相談ください。
一緒に最適なスケジュールを考えていきましょう。