10年後も快適に使える設備の選び方

2025年12月01日

家づくりでは、つい間取りに意識が向
きがちですが、実は「設備選び」こそ
住み心地を長く左右する大切な要素で
す。10年後も不便なく使える設備は、
日々の暮らしを支え、家への満足度を
大きく高めてくれます。今回は、その
選び方のポイントをお伝えします。

■メンテナンスしやすい設備を選ぶ

どんなに高性能でも、掃除がしづらい
設備は徐々に負担になります。特に水
まわりは掃除のしにくさが不満の原因
になりがちです。

キッチンなら「フラットで段差が少な
いレンジフード」、浴室なら「カウン
ターが外せて洗えるタイプ」など、
“メンテナンスしやすさ”を基準にする
と、長く快適に使えます。

設備は使う頻度が高いからこそ、掃除
のしやすさ＝快適さにつながります。

■交換しやすい構造かどうかを見る

10年、15年と使えば、どんな設備でも
交換のタイミングが訪れます。そのと
き、交換しづらい構造だと費用も工期
も余計にかかります。

例えば、トイレの床材がクッションフ
ロアではなくタイルで固められている
場合、交換時に大がかりな工事が必要
になることがあります。

設備本体だけでなく「交換リスク」を
見ることも、長寿命の家づくりには大
切です。

■最新より“自分の暮らしに合うか”を重視

新しい機能は魅力的ですが、必ずしも
全員に必要とは限りません。大切なの
は「自分の暮らしに合っているかどう
か」です。

例えば、高機能なタッチレス水栓は便
利ですが、コスト面や故障リスクもあ
るため、シンプルなレバー式を好む方
もいます。

最新かどうかより、“使い続けられるか”
を判断基準にすると、後悔が少なくな
ります。

■結論：長く快適にするのは“未来の自分目線”

設備選びは、今の便利さだけでなく、
10年後・15年後の生活をイメージする
ことが大切です。

・掃除やメンテがしやすいか
・交換しやすい構造か
・暮らしに本当に合っているか

この3点を押さえるだけで、設備の満足
度は大きく変わります。家は長く使う
ものだからこそ、“未来の自分に優しい
選択”を意識したいものです。

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