新築で失敗しやすい間取りとは？

2025年12月20日

家づくりの打ち合わせは楽しい時間
ですが、完成後に「しまった」と思う
ポイントも間取りには多くあります。
今回は、とくに失敗が起こりやすい部
分を取り上げ、後悔を防ぐための視点
をお伝えします。

■動線が複雑で使いにくい

間取りで最も多い失敗が動線の悪さで
す。キッチンから洗面が遠かったり、
リビングを通らないと階段に行けなか
ったり。毎日の生活動線を想像し、「
家事」「移動」「来客」の三つの動線
が交差しないかを確認することが大切
です。家具の配置も併せて考えると、
生活の動きがより明確になります。

■収納量より“収納の場所”が悪い

「収納を増やしたのに使いにくい」こ
れもよく聞く後悔です。収納は量より
も“必要な場所にあるかどうか”が重
要です。玄関まわりは帰宅後の動作を
意識し、キッチンは調理の流れに沿っ
て配置するなど、生活の動きをもとに
計画すると失敗しにくくなります。

■リビングの広さに気を取られる

新築ではリビングを広くしたくなるも
のですが、その結果ほかの空間が窮屈
になり、暮らしにくさを感じる場合が
あります。また、採光や風通しが確保
されていないと広さの魅力が半減しま
す。広さより「家族がどう過ごすか」
を基準に考えることが大切です。

■将来を見据えた間取りになっていない

子どもの成長、親の介護、自分たちの
年齢。この先の暮らしは必ず変化しま
す。初めから可動式の間仕切りを想定
したり、老後も暮らしやすい１階動線
を整えたり、未来を見据えた設計が住
み心地を大きく左右します。

間取りの失敗は、生活の「想像不足」
から起こることがほとんどです。理想
のデザインも大切ですが、毎日の動き
や習慣を丁寧に見つめ、未来まで考え
た計画こそが後悔しない家づくりにつ
ながります。少し先の暮らしまで想像
しながら、ぜひ間取りづくりを楽しん
でください。

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