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10年後も仕事がある会社とは

10年後も仕事がある会社とは

 

家を建てるとき、多くの人は「今、どの会社に頼むか」を考えます。

どんな家を建てているのか。
価格はいくらなのか。
性能はどうなのか。
担当者は信頼できそうか。

もちろん、どれも大切な判断材料です。

しかし、住宅は完成して終わりではありません。

5年後、10年後、20年後にも、修理やメンテナンス、リフォームが必要になることがあります。

そのとき、

「この会社にもう一度相談しよう」

と思えるでしょうか。

そして、その会社は10年後にも、きちんと仕事を続けているでしょうか。

家を建てるということは、ある意味では「長い付き合いになる会社を選ぶ」ということでもあります。

だからこそ、住宅会社を選ぶときには、**「10年後も仕事がある会社とは、どんな会社なのか」**という視点を持ってみることをおすすめします。

 

 

■ 10年後も仕事がある会社は「売ること」だけを考えていない

 

 

住宅会社の仕事は、新築住宅を建てることだけではありません。

家が完成した後には、さまざまな相談が出てきます。

設備の交換。
外壁や屋根のメンテナンス。
水回りのリフォーム。
間取りの変更。
バリアフリー化。
子どもの独立後のリフォーム。

こうした仕事の多くは、建てた直後ではなく、何年も経ってから発生します。

そのため、長く仕事を続けている会社には、過去のお客様から相談が戻ってくることがあります。

「そろそろ外壁を直したい」
「キッチンを新しくしたい」
「実家をリフォームしたい」
「以前工事してもらったところを見てほしい」

こうした相談が続いていれば、新規のお客様だけを追いかけなくても仕事が生まれます。

つまり、一度家を建ててもらったお客様との関係を大切にしている会社ほど、長期的に仕事が続きやすいと言えるでしょう。

 

 

■ 「新築を何棟建てたか」だけでは分からない

 

 

住宅会社を比較するとき、

「年間何棟建てています」

という実績を見ることがあります。

これは一つの参考になります。

しかし、それだけでは会社の将来性までは分かりません。

むしろ、

「10年前のお客様から、今でも仕事を依頼されていますか?」

と聞いてみると、その会社の別の姿が見えてきます。

例えば、10年前に建てたお客様から、今でも修理やリフォームの相談を受けている。

以前のお客様の子どもが家を建てるときに相談に来る。

OB客から知人を紹介してもらう。

こうした関係が続いている会社には、単純な「建築実績」とは違う強さがあります。

なぜなら、過去のお客様から選ばれ続けているからです。

新しいお客様を獲得することも大切ですが、以前のお客様からもう一度相談してもらえるかどうか。

これは、その会社が長く信頼されているかを見る一つの材料になります。

 

 

■ 会社が続くためには「小さな仕事」も大切

 

 

大きな新築工事だけを仕事だと考えていると、どうしてもお客様との関係は工事期間中心になってしまいます。

しかし、実際の暮らしの中で出てくる相談は、小さなものもたくさんあります。

「ドアの調子が悪い」
「網戸を交換したい」
「手すりを付けたい」
「水栓を交換したい」
「収納を増やしたい」

一つひとつは、大きな工事ではありません。

それでも、こうした相談にきちんと対応していると、

「家のことなら、まずここに聞いてみよう」

という関係が生まれます。

そして数年後、

「今度はキッチンをリフォームしたい」

という話につながることもあります。

さらに、そのお客様から、

「知り合いが家を建てたいと言っている」

と紹介をいただくこともあります。

つまり、小さな仕事は単なる小さな仕事ではありません。

お客様との関係を10年、20年とつないでいく入口になることがあります。

 

 

■ 「会社として続く仕組み」があるか

 

 

もう一つ大切なのは、特定の担当者だけに頼らず、会社としてお客様を支えられるかということです。

住宅を建てたときの担当者が、10年後にも同じ会社にいるとは限りません。

退職することもあります。
部署が変わることもあります。
担当者が変わることもあります。

そのとき、

「担当者がいないので分かりません」

となってしまうと、お客様は困ってしまいます。

一方で、会社として過去の工事内容や設備、修理履歴などをきちんと管理していれば、担当者が変わっても対応できます。

これは非常に地味なことですが、長く仕事を続ける会社にとって大切な仕組みです。

「人に付いたお客様」ではなく、「会社に相談してもらえるお客様」を増やしていく。

それが、10年後、20年後の信頼につながっていきます。

 

 

■ 10年後のことは、今の姿から少し見えてくる

 

 

もちろん、10年後にその会社がどうなっているかを正確に予測することはできません。

しかし、今の仕事への向き合い方から、ある程度想像することはできます。

契約前の説明が丁寧か。

都合の悪いこともきちんと説明するか。

小さな相談にも対応しているか。

工事後のフォローを大切にしているか。

過去のお客様との関係を大切にしているか。

問題が起きたときに逃げないか。

そして、会社としてお客様の情報をきちんと引き継いでいるか。

こうした日々の積み重ねが、その会社の10年後をつくっていきます。

だから、住宅会社を選ぶときには、

「今、一番安い会社はどこか」

「今、一番おしゃれな家を建てている会社はどこか」

だけではなく、

「10年後にも、この会社に相談したいと思えるだろうか」

という問いを持ってみてください。

 

 

■ 10年後も仕事がある会社は、お客様に仕事をもらい続ける会社

 

 

長く仕事を続けている会社には、必ず理由があります。

技術がある。
良い家をつくる。
価格が適正である。

もちろん、それも重要です。

しかし、それだけではありません。

工事が終わった後もお客様を大切にする。

困ったときには相談に乗る。

小さな仕事も丁寧にする。

問題が起きれば逃げずに対応する。

そして、「またこの会社に頼みたい」と思ってもらう。

そうした積み重ねが、次の仕事につながります。

新しいお客様を探し続けることも大切ですが、今までのお客様から「またお願いします」と言ってもらえることは、会社にとって何より大きな財産です。

住宅は、10年、20年、30年と使い続けるものです。

だからこそ、住宅会社も「建てるとき」だけではなく、「その後も付き合えるか」という視点で選んでみてください。

10年後も仕事がある会社とは、10年後もお客様から必要とされている会社。

そう考えると、住宅会社を選ぶときに見るべきものが、少し変わってくるのではないでしょうか。

完成した家だけを見るのではなく、その会社が過去のお客様と今もどんな関係を築いているのか。

そこに、その会社の「10年後」が少し見えてくるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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