先輩ママが失敗した間取りランキングトップ10 シーン別に紹介
2023年07月19日
先輩ママの間取り失敗ランキングトップ10
住み始めてから大満足するために間取りづくりのチェックポイントを紹介します
注文住宅は完成品を見て購入する商品とは違い
実際に住むまで気づかない失敗も起こりがち・・・
先輩たちの「しまった!」体験談をランキングにし、
間取りづくりのためのチェックポイントを紹介します
もくじ
1. 10位 においの伝わりで失敗
2. 9位 屋外空間の広さで失敗
3. 8位 生活動線で失敗
4. 7位 暑さ・寒さで失敗
5. 6位 明るさ・暗さで失敗
6. 5位 室内外からの視線で失敗
7. 4位 配線計画で失敗
8. 3位 音の伝わりで失敗
9. 2位 部屋の広さで失敗
10. 1位 収納のつくりで失敗
1. 10位 においの伝わりで失敗
図面を見ているだけでは想像しにくい「におい」の困りごと。
目に見えないからこそ見落としがち…! においの伝わりで失敗。
においの発生源、広がる範囲を考えながらチェックしよう。
間取り失敗例:においの伝わり方
・ 玄関のみ共用、上下分離型の二世帯仕様にしたが、階段でもつながっていて仕切るものがないのが残念。1階・親世帯のキッチンや寝室のにおいが、2階の廊下まで届く。
・ ダイニング窓の外が隣のガレージ。出勤前にバイクをふかすので、排気ガスがすごくて窓を開けられない!
・ 大きな玄関収納にも窓を付ければよかった。靴をしまう棚の前に窓がなく、雨の翌日はにおいが気になる。
・ 予想はしていたけど、やっぱりオープンキッチンは調理のにおいが他の部屋に広がる。部分的にでも壁をつくればよかった。
・ キッチン横が階段で、2階の寝室のドアを開けたままにしておくとニンニク料理のにおいが寝室まで広がる。
・ 階段の踊り場を広くして書斎コーナーにしたが、夫がタバコを吸うと、1階にも2階にもにおいが充満してしまう。
チェックリスト
においの伝わり方チェックの図面書き込み例
□各フロアの平面図を重ね、上下間のにおいの伝わりを書き込んだか
□家の周囲、特に窓を設けたい場所の近くににおいの発生源がないか
設計士からヒトコト!事前に考えておきたいポイント
オープンLDKが主流の昨今、料理のにおいを気にする声が多い。
吹抜けリビングやリビング階段では、2階にも充満することがあるのでよく検討を。
2. 9位 屋外空間の広さで失敗
家の中のことばかり気になっちゃって…使えない場所になった!
間取図をチェックするとき、見落としがちな屋外空間の広さ。
物干し、軽食……用途に合ったスペースを確保したい。
間取り失敗例:屋外空間の広さ
・ バルコニーの幅が狭すぎて、洗濯物が干しにくい!こんなことならいっそバルコニーをなくし、2階のホールを広くとって、そこを物干しスペースにすればよかった。
・ 広い駐車スペースにしたつもりが、実際は敷地内に電柱やブロック塀があるので自転車も置けなかった。
・ リビングの隣のテラスの広さが中途半端。テーブルを置くには少し窮屈なので、リビングを狭くしてもテラスを広くすればよかった。
・ ルーフバルコニーをビアガーデンにしたくて広くしたけど、はしごで料理を運ぶのが大変で一度しか使っていない。
・ 西と東にバルコニーをつくったけど、東側は人がひとり通れる程度の狭さで、使っていない。個室を広くするんだった。
・ 敷地中央に家を配置。どの方角の庭も広さが中途半端で不便。家を端に寄せて庭を広くとればよかった。
チェックリスト
屋外空間の広さのチェック図面書き込み例
□バルコニーやデッキに設置予定の室外機やテーブルなどを書き込んだか
□テーブルや椅子を置く場合、テーブル周辺に十分なゆとりがあるか
□掃除用具など、外で使うものを収納する外部収納のスペースはあるか
□バルコニーは洗濯物を干す作業のしやすい幅・奥行きがあるか
設計士からヒトコト!事前に考えておきたいポイント
例えば、洗濯物を干す、BBQをするなど、具体的な用途を考えているなら、プランニング前に伝えて、必要なスペースを確保してもらおう。
一戸建てになると、外部用の掃除用具なども増えるので、収納もつくると便利。
3. 8位 生活動線で失敗
離れていて面倒、遠回りでイライラ…
毎日だから余計遠くに感じる!。生活動線で失敗。
暮らしやすさへの影響が大きい生活動線。
プランニングでは間取図上を歩くつもりで、家族全員&来客の動線をチェック!
間取り失敗例:家事・来客などの生活動線
・ 洗濯動線を考えて、2階に浴室・洗面室をまとめたのはよかったが、1階に手を洗う場所をつくらなかったのが失敗。帰宅後、トイレやキッチンで手を洗ってしまう。
・ リビングの隣の和室は来客用に独立させたけど、あまり使わない。リビングとつなげて、子どもの遊び場にしたほうがよかった。
・ 書斎は玄関近くにつくったほうがよかった。2階だと帰宅後の階段が面倒で、荷物を1階に置いてしまう。
・ 玄関を入ってすぐトイレ。私がトイレから出るとき子どもが玄関を開けて、訪問者が鉢合わせしたときは気まずかった。
・ 廊下のないオープンな間取りは開放的だが、お客さんが来ていて、子どもをお風呂に入れたいときなど困る。
・ リビング階段は、子どもの友達が来たとき散らかったリビングを通ってもらわないといけなくて恥ずかしい。
チェックリスト
生活動線チェックの図面書き込み例
□起きてから寝るまでの動線を書き込んでみて、不便なところはないか
□朝の身支度など、家族の動線が集中して混雑するところはないか
□家族が集まって過ごす空間は、それぞれの個室と行き来しやすいか
□家族が来客のいる空間を通らずに移動できるような工夫はあるか
設計士からヒトコト!事前に考えておきたいポイント
朝から夜までの間にどのような動線を描きながら移動するかは、家族ごとに大きく違う。
家族が家にいる間の動きを紙に書き出してから、外出前、帰宅後など、平日・休日ごとのよくある行動パターンを設計士に伝えよう。
4. 7位 暑さ・寒さで失敗
四季のある日本だから生活に影響が大きい!
住まいの高気密・高断熱化が進み、オープンな間取りでも冷暖房効率が高まってきたが、間取りの影響もしっかり確認しよう。
間取り失敗例:暑さ寒さ、冷暖房効率、温度
・ オープンで広々としたLDK、しかも長方形なのでエアコンが部屋の隅々までは効きにくく、冬は思った以上に寒かった。やっぱり床暖房をつければよかったかな。
・ 空間を有効活用しようとロフトをつくったが、冷暖房の効きが悪い。夏は暑くて行かず、ただの物置状態に。
・ オープンキッチンは、夏になると料理の熱がLDK中に広がって暑い。間仕切りがないから冷暖房も効きにくいし。
・ リビングは採光を優先し南面の窓を大きくしたが日が当たりすぎて暑い。せめてオーニング(日よけ可動式テント)を取り付ければよかった。
・ リビング・主寝室間の子ども部屋は窓が1つだけで風通しが悪い。リビングとの間の壁に窓をつけるんだった。
・ リビング・ダイニングを憧れの吹抜けにしたけど、やっぱり冷暖房が効きにくい。開放感より、快適さを重視すべきだった。
チェックリスト
暑さ寒さチェックの図面書き込み例
□各フロアの図面を重ねて、吹抜けから上がる暖気を書き込んだか
□熱のこもりがちなロフトや小屋裏に熱気を抜く窓が設置されているか
□吹抜けなどオープンな空間は、広さに適した冷暖房器具が設置されているか
□夏は日が入りにくく、冬はよく入る軒の出が深い設計になっているか
設計士からヒトコト!事前に考えておきたいポイント
高気密・高断熱の家でも、室内に日差しや風がどのように入るか、間取りがどれくらいオープンかなどによって、暑さ・寒さは変わってくる。
必要に応じて間仕切りできる間取りにするなど、部屋の用途に合わせて検討しよう。
5. 6位 明るさ・暗さで失敗
窓の数、大きさ、位置…まぶしいのも不便だし暗いとがっかり!
光の入り方は窓の大きさ、周囲の建物などによっても変わり、季節ごとにも異なる。
さまざまなシーンを想像してチェックしよう。
間取り失敗例:明るさ暗さ、光の入り方
・ 玄関に光が入らなくて昼でも暗い!玄関が奥まった配置で、外壁と接するのが玄関ドア部分だけ。しかもドアや床のタイルがブラック系なので、なおさら暗い。
・開放的なリビングが希望で大開口にしたけど、光がまぶしい。それなら普通サイズの窓とトップライト(天窓)にすればよかった。
・ トップライト(天窓)に憧れて、リビングの天井につけた。でも、南側で十分に明るい空間なので、トップライト(天窓)である必要もなかった。
・ 西側の高いところに大きな丸窓を設けたら、外観のアクセントとしてかっこいいけど、西日がまぶしく、夏は暑い。
・ テレビの上に設けた窓が東向き。まぶしくてテレビを見ながら朝食をとれない。結局カーテンはいつも閉めっぱなし。
・ 後から間仕切り予定のワンルームの子ども部屋。将来、間仕切りをすると北側になる部屋がとっても暗くなりそう。
チェックリスト
光の入り方チェックの図面書き込み例
□光の入り方を設計士に聞いて日の入る線を図面に書き込んだか
□視線を遮りつつも光を入れたい空間はスリット窓などを使っているか
□外壁に接しない部屋や通路に自然光を取り入れるための工夫があるか
□トップライト(天窓)の下が日焼けの気になる家具を置く場所になっていないか
設計士からヒトコト!事前に考えておきたいポイント
光が室内にどのように入るかは、時間や季節によって大きく変わる。
休日は外出が多い、家で過ごすことが多いなど、家族のライフスタイルに合わせて間取り、窓の大きさやタイプ、設置場所などを考えてもらうのがベストだ。
6. 5位 室内外からの視線で失敗
プライバシーも心配だし、気まずい思いもイヤ!
平面で間取りをチェックするとき、見落としがちな視線。
図面上でドアや窓を開けたつもりで、視界を想像してみよう。
間取り失敗例:室内外からの視線・視界
・ 玄関ドアを開けるとすぐにリビングのドア。玄関から入ったときにドアが開いていると、リビングの中が丸見え!玄関ドアを開けた正面は壁になるようにすればよかった。
・ リビングの窓が大きすぎて、外からの視線が気になる。
・ カーテンを閉めると暗いので、曇りガラス風のフィルムを張ることに。
・ 脱衣所のドアを開けた正面がダイニングの掃き出し窓。窓の外の通りは散歩をする人も多いので失敗!
・ 夏の暑い日、リビングと洗面室のドアを開けっぱなしにすると、玄関から洗面室まで視線が直通で丸見え!
・ 海外スタイルに憧れて、浴室・洗面室・トイレを3in1にしたけど、来客時、たまった洗濯物を隠すのが大変!
・ オープンキッチンが玄関のそばにあるので散らかりが丸見え。せめてカウンターを10cm立ち上げるべきだった。
チェックリスト
室内外からの視線チェック図面書き込み例
□1階の図面には隣の1階、2階の図面には隣の2階の窓を書き込んだか
□窓やドアの位置が、隣家の窓やドアと向かい合わせにならないか
□道路沿いの窓や大開口には、外からの視線を図面に書き込んだか
□玄関ドアを開けたときに、人に見られたくない空間が正面にないか
設計士からヒトコト!事前に考えておきたいポイント
外からの視線を避けるには、敷地周辺を歩き、道路や隣家から見えないかをチェック。
室内では、ドアを開けたときにほかの部屋から見えないか確認しよう。
避けたい視線だけでなく、積極的に取り入れたい眺望もよく考えて。
7. 4位 配線計画で失敗
コンセントが足りない、位置が不便…小さくても生活への影響大!
生活の便利さを大きく左右するコンセントや照明スイッチ。
プランニングの後半で決めるため、最後までじっくり考えて。
間取り失敗例:コンセントなど電気配線計画
・トイレの照明スイッチが、開いたドアで隠れてしまう位置にあって使いにくい!
・ダイニングにもテレビ配線が必要だった。食事中や食器洗い中にテレビを見たいけど遠くて見えない。
・よく考えたつもりが、テレビの置き場所を事前に決めていなくてテレビコードが長くなってしまった。
・コンセントが目立たないようにと、LDKの四隅だけにつけて失敗。真ん中にひとつあれば、一度に掃除機がかけられたのに。
・玄関の照明スイッチが室内側に寄りすぎた。帰ってきたとき、真っ暗な中でスイッチを探さなければならない。
・キッチンのカウンターの近くにもコンセントをつければよかった。たまに出すミキサーを使いたいときに困る。
・スイッチやコンセントの位置は、壁紙を張る前に確認したけど、使いにくい位置か考えなかった。
チェックリスト
最適な電気配線計画チェックの図面書き込み例
□家具と家電の配置を図面に書き込み、必要な数のコンセントがあるか
□掃除機をかける際、コンセントの抜き差しの回数が少なくて済むか
□照明スイッチが開けたドアの裏に隠れる場所に設置されていないか
□帰宅したとき、就寝するときなどの生活動線上にスイッチがあるか
設計士からヒトコト!事前に考えておきたいポイント
必要な場所に必要な数のコンセントを設けるためには、使う家電をリストアップ。
常時出しておく家電のほか、季節家電なども忘れずに。
照明スイッチは生活動線に沿って設置することが大切。
一日の行動を書き出してみよう。
8. 3位 音の伝わりで失敗
ゆっくり寝れない、設備がうるさい…住んでからのストレス大!
室内での足音、話し声、テレビの音、食洗機や洗濯機の音、外のクルマの音など、音の発生源との配置を意識しよう。
間取り失敗例:音の伝わり方、響き方
・リビング・ダイニングの上にフローリングの子ども部屋。子どもが暴れたり、何かを落としたりすると、1階に響いてうるさい!
・電気代の安い深夜に食洗器を回したいけど、キッチンの真上の息子の部屋に響くようで、結局は回せない。
・1階折り上げ天井で梁を見せているので広々と見えていいけど、2階で寝ていると1階の音がかなり響く。
・家の前の道路の交通量が思ったより多く、道路側に寝室はNGだと痛感。しかもマンホールの段差があって音が響く。
・道路に面して浴室をつくったので、子どもがキャーキャー騒ぐ声、それを叱る親の声が、外を通る人に丸聞こえ!
・吹抜けリビングは2階にいる家族に声をかけやすくていいけど、夜、夫の友人が来ると家中に声が聞こえる。
チェックリスト
音の伝わり方チェックの図面書き込み例
□図面の中で音の出る箇所に印をつけて、各フロア重ねてみたか
□足音のする通路や部屋がリビングや寝室の上の階に配置されていないか
□人通りの多い道路沿いの1階に寝室や子ども部屋が配置されていないか
□機械音や排水音の出るキッチンやトイレの傍にくつろぎ空間がないか
設計士からヒトコト!事前に考えておきたいポイント
子どもが走りまわる足音、キッチンの換気扇や食洗機、洗濯機の運転音、浴室やトイレの排水音、楽器など、音の発生源を
リストアップ。
その近くにリビングや寝室、客間などが接していないか図面をチェックしておくと安心。
9. 2位 部屋の広さで失敗
広すぎても後悔! 狭すぎても不便…バランスが難しい!
住まいという限られた面積では、スペースの配分がカギ!
それぞれに適した広さをとるには、優先順位づけを明確にしよう。
間取り失敗例:部屋の広さ、スペース配分
・脱衣室が狭すぎて、着替えは定員1名。
・室内物干しに洗濯物をかけていると、脱衣室に居場所がない。しかも家事動線のために出入口を増やしたため、 収納もとれなくなった。
・和室が4.5畳と狭すぎて、来客が2人以上だとかなりきつい。あまり使えず、そのうち物置になりそう。せめて6畳あれば、人も呼べたのに。
・寝るだけだし、狭くてもいいやと思って、寝室を7畳にしたのが失敗。テレビと棚を置いたらダブルベッドがキツキツ。
・子ども部屋は細長い形状。枕が南側でしかベッドが置けないので不便。配置も考えておくべきだった。
・トイレが子どもには広すぎたかも。横幅がゆったりしすぎているので、座ったままではトイレットペーパーが取りにくいみたい。
・広いリビングに憧れ、玄関は通過するだけと割り切って狭くして失敗。
・天井いっぱいにつけた収納のせいで圧迫感もスゴイ!
・リビングに畳コーナーを設けて広々に!でも広すぎて冷暖房効果が悪い。それなら収納を増やせば良かった。
チェックリスト
最適な部屋の広さチェックの図面書き込み例
□置く予定の家具や家電などを、図面に書き込んで広さを確認したか
□トイレは子どもでもペーパーに届く横幅になっているか
□ドアや収納扉を開けた状態で、使う家具を置いても余裕があるか
□家族が長い時間を過ごす空間にたっぷりとスペースが取れているか
□人と人がすれ違うことの多い通路部分には十分な幅が取れているか
□洗濯機から物干しまでの通路は、洗濯カゴなどを持って通れる広さか
□広すぎてモノを取りにくい、家事がしにくいなど不便なところはないか
□引き戸の開け閉めなどにより、自在に広さを変えられる工夫があるか
□将来、ライフスタイルの変化に合わせて部屋の広さを変えやすいか
設計士からヒトコト!事前に考えておきたいポイント
7割程度の人が適当と思う広さはリビング&ダイニング15畳、キッチン5畳。
これらを基準として敷地やライフスタイルに合わせたプランを考えるのもいい。
置きたい家具が決まっているならサイズを伝えよう。
10. 1位 収納のつくりで失敗
モノが入らない、出し入れしにくい片付けにくい住まいに…
十分な広さや収納量をとるだけでなく、収納内部のつくりや収納場所も大事。
モノを出す・使う・しまうシーンを考えよう。
間取り失敗例:収納スペースの広さや位置
・ウォークインクローゼットの奥に夫の書斎という間取りにしたので、収納内部が通り道になってしまってとっても不便。
通路を確保するため、荷物の置き場所も少なくなった。
・パントリーの棚の奥行きを取りすぎた。小さい食材は奥に隠れてしまうので、左右で棚の奥行きを変えればよかった。
・クローゼット内に洋服が入りきらず失敗。ハンガーをかけるバーの部分をもう少したっぷり取るんだった。
・広めのウォークインクローゼットにしたけど、たんすを2個並べるには10cm足りなかった。長さを測るべきだった。
・大型収納が2階のロフトだけ。大きなモノもいちいち階段&はしごで運ばなければならず、歳をとったら怖いと思う。
・コートをかけるところがないから、いつもリビングの床に置きっぱなし。
・玄関収納は天井いっぱいのトール収納に。たっぷり入るし、扉がミラーだから広々と見えていいけど、小物を置く場所がない。
・階段下収納の中に小窓か照明を付ければよかった。奥の方から物を探し出すのに暗く、昼でも懐中電灯が必要。
・玄関かリビングにコート用クローゼットをつくればよかった。
チェックリスト
収納スペースチェックの図面書き込み例
□図面の収納スペースに坪数でなく幅・奥行きの長さを記入したか
□収納したいモノのサイズと、収納スペースの幅・奥行き・高さが合うか
□モノを使う場所から収納する場所までは近いか、動線はスムーズか
□クロゼットや靴収納などのスペースは、現在の住まいと比べて十分か
□収納扉は開き戸、引き戸、折り戸など、使いやすいものになっているか
□オープン収納がほかの部屋などから丸見えになって困ることはないか
□よく使う、よく出し入れするモノは手の届きやすい高さに収納できるか
□収納内部に照明やコンセントを設置するなどの工夫があるか
□どこに何をしまうか、家族全員がわかりやすいつくりになっているか
設計士からヒトコト!事前に考えておきたいポイント
必要な収納スペースは、床面積ではなく、出し入れする「面」、すなわち壁面積で考えるのがコツ。
11.まとめ
誰もが失敗したくない、住宅の間取り。一生に一回の大きな買い物だから、なるべく失敗したくない。
でも、あなたの要望は必ずあるはず。吹き抜けを採用したり、ベランダを設置したり・・・。あなたの要望を取り入れることでのメリットとデメリットをよく確かめて、一つでも失敗を減らしていただきたいと思います。
住宅の間取りで大事なことは、優先順位と劣後順位。どうしても取り入れたい間取りがあれば優先し、優先順位の低いものは採用しないという決断も必要です。