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子どもにとって危険な住宅

子どもにとって危険な住宅

こんにちは。
ギフトホーム代表の佐竹です。

今回は、家に潜む子どもの危険について考えてみたいと思います。

住宅は子どもにとって危険がいっぱい

ある調査によりますと、0~5歳児の死亡事故発生場所の約60%が住居または駐車場となっています。住宅は子どもにとって危険が多い場所なのです。子ども目線で住宅のどんな場所が危険なのか考えていきたいと思います。

住居内での死亡事故の死因は窒息・溺水・転落が多くなっています。浴室やベランダでの事故が多いようです。幼児が住宅内で事故を起こしてしまうと聞くと、親の不注意が原因なのでは?と思われる方も多いと思います。しかし事故が起こっている事実に向き合うと、事故を起こしやすい場所を事故を起こしにくい設計にすることで事故を軽減させることも可能になると考えます。

住宅の中の危険個所とは?

浴室

幼児の住宅内の事故で多いのが浴室です。最近の住宅環境はバリアフリー化されていますから、浴室内には歩けないハイハイ状態の用事も容易に入ってしまいます。さらに浴槽の高さが低くなっているため、水がはってある浴槽に誤って入ってしまい、溺水してしまうのです。対策として入浴時以外は浴槽の水を抜いておく。洗濯の水に利用しようと浴槽の水をそのままにする家庭も多いと思いますが、そのような場合は浴室内に用事が立ち入らないような柵をきちんと設けることは必須といえます。

ベランダ

ベランダで多い事故はやはり「転落」です。転落事故は3~4歳児が多くなっています。自分一人で活動ができるようになる年齢なんですね。転落は2階の窓からの転落、ベランダの転落などがあります。ベランダからの転落を防ぐためには手すりを11センチ以下の間隔で設けること、手すりの高さは80センチ以上とすることがよいでしょう。ベランダやバルコニーに椅子や脚立などは置かないようにしましょう。

キッチン

キッチンは生活するのに必須の場所ですが、子どもにとっては危険が多い場所になります。何でも口にしてしまう子どもには食べ物、飲み物がたくさんあること、包丁はもちろん危険ですし、ガス台やIHクッキングヒーターは当然鍋などが熱くなりますから危険です。キッチンに出入りができないようなレイアウトにしたり、それができない場合は手の届くところに色々なモノを置かないような配慮をしましょう。

子どもに気遣う間取りや設計を

こうやって見ていきますと子どもにとって危険な場所が住宅の中にたくさんあることがお分かりになったと思います。浴室などは配置を考えて子どもの動線に沿わない位置にもっていったり、いっそのことベランダやバルコニーは作らないという選択もあります。子どもも6歳を超えてきますと自分で危険察知能力がついてきますから、小さい6歳までのことを考えて設計をしましょう。家族の幸せのために建てる家です。安全安心の家が一番よいに決まっています。

 

自分たちのマイホームが子どもにとって危険な場所があるなんて、意外だと思った方も多いのではないでしょうか。住宅の中に潜む危険を考えて、家族が幸せに暮らせる住宅を一緒に考えていきましょう。

 

 

 

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