ここまで進化した住宅設備の今

ここまで進化した住宅設備の今

今日は住宅の中でも「設備」にフォーカスしてお話を致します。

住宅設備は必要最低限でも充分

注文住宅を建てるとき、どんな間取りにしようか、どんなデザインにしようかと考えるのは非常に楽しいものです。その中で今回は設備についてお話をするのですが、まずは設備とは何か？を考えていきます。
設備とは、色々とあるのですが、キッチンやお風呂、トイレ、洗面など様々です。今回は玄関や収納、リビングでの設備も見ていきます。それぞれの特徴やオプションなどもご紹介していきます。しかし、当社で標準装備されているものであれば、生活するには必要十分でオプションは必要ないかもしれません。ただワンランク上の生活スタイルに目を向ける、ここだけは譲れないこだわりをもつことは、家づくりにおいてとても大事なことです。

進化した住宅設備

テクノロジーの世界は日進月歩。それは住宅設備においても言えることです。同じような使用用途であったとしても細かい進化は止まることがなく、驚くことでしょう。一つ一つ紹介していきます。

キッチン

毎日使用する設備の代表的なものがキッチンですよね。毎日の食事を作る非常に重要なものです。今では当たり前になったお手入れが楽な「ＩＨクッキングヒーター」、家事を楽にさせる「食器洗い乾燥機」は時短にも役立ち、節水にもなります。シンクにも工夫がこらされ、シンクの使い勝手の良さを追求したタカラスタンダードの「家事らくシンク」、水を流しても静かに流れる「静音設計シンク」などもあります。水栓そのものの回す、ひねるを無くした「フットスイッチ」や「タッチ水栓」、見た目や使い勝手のよい清掃性の高い「人造大理石天板」は当社では標準装備になっています。

バスルーム

バスルームは浴室自体が完全保温されたものや、二重の断熱材で覆うなど、保温・断熱には特に優れています。お風呂を入れるときわざわざ止めに行かなくても良い「自動湯はり」機能はエコキュートに標準装備。高齢者や障がいのあるかたでも使いやすい、手すりも充実しており、床も滑りにくい素材で作られています。ヒートショック対策として用いられる「浴室暖房乾燥機」は冬の寒さ対策はもちろん、梅雨の洗濯シーンで大活躍します。

トイレ

洗浄機能がついたトイレは最近では珍しくなくなりました。その他にも、トイレに入ると便座が自動で開く「自動開閉」機能、用を足した後、立ち上がると自動で水が流れる「自動洗浄」機能もあります。

リビング

リビングの設備といえば空調です。多くの住宅ではエアコンを用いて温度調整をされていると思いますが、エアコンの風が苦手という方も多くいます。また、冬場はエアコンの使用により空気が乾燥することもあります。それを解決するのが「床暖房」になります。床暖房は空気の流れがないため空気を汚さず、乾燥もしづらいことから、小さなお子さんがいる家庭、冷え性の奥様、呼吸器系に疾患のある方にとっては非常におススメの設備になります。番外編として「暖炉」を置くという選択もあります。暖炉や薪ストーブは見た目にも暖かく、包み込むような暖かさがあります。ちょっとした調理にも使えたりもしますので、色々なシチュエーションが楽しめます。

玄関

最近の進化で私も驚いたのが玄関です。車では当たり前になった「スマートキーシステム」が玄関の鍵にも取り付けることが可能になりました。鍵はリモコン・カード・スマホアプリなどを使用して玄関に触れることなく開閉が出来るのです。便利さもありますが、防犯の上でも役立つこのシステム。買い物などで荷物が多い時、鍵をわざわざ取り出して開ける必要がないため、一度使用するとなくてはならない便利システムとなります。

収納

収納が設備！？と思われるかもしれません。しかし部屋を有効にかつ効率的にするには収納はかかせません。ウォークインクローゼットや、押入など様々な収納のカタチがありますが、その収納の中に棚を作ったり、ハンガーを作ったりしながら収納をもっともっと便利にしましょう。収納上手は生活上手なのです。

設備の充実は自分のこだわりとセットで

上記の便利で快適な住宅設備はほんの一例です。並べてみると、全部採用したくなるのが人間です。しかし、全部採用するのは良いのですが、予算がどんどん上がってしまいますし、機能を完全に使いこなせるなら良いのですが、採用したけど使わないというのが一番もったいないと思います。

例えば、浴室暖房をせっかく取り付けたのに、電気代がもったいないからと冬なのに使用しない、食器洗いは別に苦にはなっていないけど、食器洗い乾燥機を取り付けたら家事が楽になるだとうと取り付けたけど、結局全然使用していないなど、取り付けたけど全くと言っていいほど利用していないという設備がよく聞かれます。
便利で快適な設備も使わなければ意味がありません。自分の要望を詰め込むのが家づくりですが、オーバースペックは必要ないでしょう。

ここで重要になるのはその家族、夫婦のこだわりです。今まで狭いお風呂で我慢してきたから新居は大きくて暖かいお風呂がいい、毎日食事を作る奥さんの手間を省いてあげたいからキッチンだけは奥さんの要望を最大限取り入れてあげたいなど、あなたの家族のこだわり、最優先事項をはっきり決めることです。
設備は新しい生活を便利で快適にします。しかしそんな設備も使う側がしっかりと取捨選択することで豊かな生活が続けられるのではないでしょうか。

 

 

 

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