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暑い夏を快適にすごす住宅

 

 

 

暑い夏を快適にすごす住宅

日本の夏は高温多湿

最近の地球温暖化も影響してか、日本の夏の気温は異常なほど暑くなっています。また、この高温に拍車をかけているのが「多湿」です。湿度が高いため、体感温度は一層高くなってしまいます。湿度が低ければ高温でもそれほど過ごしにくいとはいえないのですが、この湿度が高い状態が日本の夏をより一層暑く、過ごしにくくしているのです。

なぜ日本の夏は高温多湿か

5月下旬から7月上旬にかけ日本には「梅雨」の時期があります。梅雨時には梅雨前線が日本列島に発達し、雨が降りやすくなります。日本の南東にあります、太平洋高気圧は、海の水蒸気を多量に含んんで日本列島に近づいてくることから多湿となります。

気温の高さはいくつか原因がありますが、上記した地球温暖化も一つの要因です。また、近年ではフェーン現象、エルニーニョ現象によって高温多湿が作り出されることも分かってきました。また、日本は国土が狭いわりに急速に都市化が進んだためヒートアイランド現象による高温化も指摘されています。様々な要素が加わり、日本の年間平均気温が上昇し、近年ではまれにみる厳しい暑さとなっています。これは気象庁のデータからも明らかです。

 

 

 

気象庁のホームページより

 

 

日本家屋は夏に快適な住宅だった

現代の暑さは異常とも思われますが、では昔はそうでもなかったといえば、そんなことはありません。もちろん冬は寒いし夏は暑い。この夏の暑さを乗り越える工夫が日本家屋にはありました。一つは「縁側」と「屋根の庇」。縁側と屋根の庇のおかげで部屋の中に直射日光が入るのを防ぎ、風通しをよくしています。また、部屋同士は襖で間仕切られており、襖を外してしまうと部屋がつながり、風通しは抜群になります。縁側と屋根の庇の関係は現在の「パッシブデザイン」の元になっており、このパッシブデザインは元々日本家屋では標準装備のようなものだったんですね。
日本の住宅でよく使用される木材。木材は山林の多い日本では資材が豊富にあることも理由の一つなのですが、この木材の特徴として、湿度を吸収・放出する調湿効果があります。また、和室をみてみますと、畳があり、障子があり、壁は漆喰が塗られていたりします。畳の原料である藁やい草も調湿機能がありますし、紙障子や漆喰なども調湿効果があります。
昔から日本家屋は夏の過ごしやすさを念頭に設計されており、今のようにエアコンがなくても夏を快適に暮らすことができる住宅様式になっていたのです。

伝統の日本家屋の利点を取り入れよう

現代の住宅は高気密高断熱が当たり前で、空調が整備された家づくりというのが基本になっています。昔の家は電気がありませんから、扇風機もなければ、エアコンもない中で知恵を絞って暑い夏を凌いできました。その知恵は現代でも十分に通じる知恵なのです。
その知恵は名前を変え「パッシブデザイン」と呼ばれるようになりました。夏涼しく、冬暖かい家。理想の家づくりですが、そこには昔からの知恵が生かされているのです。

今後も暑い夏は必ずやってきます。もちろん高温多湿という日本独特の気候は今後も変わらないでしょう。そんな暑い夏を快適に過ごす家を昔の日本家屋から学んでみませんか?

 

 

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