なぜ？暑い場所寒い場所

2023年05月18日

ギフトホーム佐竹です。

本日は、午前中お客様のおうちの
定期点検。数年経過したおうちの、
不具合箇所を確認しました。
午後からはこれから始まる工事の
打合せが２件ありました。
その後夕方からは養老町主催の
講演会に参加する予定です。

さて本日は、暑い場所寒い場所

高気密高断熱住宅の高品質住宅でも、
快適ではない空間ができてしまいます。
快適ではないということは、夏暑く、
冬寒い場所ができるということです。

住宅の断熱性能は、ＵＡ値という
数値で表されます。このＵＡ値と
いうのは、家全体のＵ値の平均
（average）のことです。

当然平均値ですから、断熱性能が
高いところと、低いところがある
ということです。大きな開口部がある
暖房設備がない部屋などは
暖房設備がある部屋よりも寒くなります。

大きな開口のある暖房設備のない
部屋とは、例えば玄関です。

玄関は玄関扉があるため、大きな
開口部が必要になります。また、
玄関は暗くなりがちですから、
採光のために窓を設けることも多いです。

そして、ＵＡ値の計算の時にはしっかりと
入力されていた玄関土間の断熱が、
しっかりと施工されていないことが
ありますと、これまた断熱に影響があります。

北面に設置されたトイレに、大きな窓が
あると、冬寒くなる原因にもなります。

逆に夏暑くなる原因を考えてみましょう。

夏は太陽高度が高いため、南面に設けた
大開口の窓でも、直射日光が入らなければ
それほど影響はありません。（あるのですが。。。）

しかし、朝日が昇る頃の東の窓や、日が
沈むころの西の窓には、強烈な日差しが
入ることになります。

このため東面に設けられた大きな窓がある部屋や、
西面に設けられた大きな窓がある部屋などは、
局所的に熱くなってしまう場所になります。

せっかくの高気密高断熱住宅にするの
ですから、こうした不快な空間や、コールド
ドラフトが起きない設計にしたいです。

どうしても玄関や北面のトイレに窓を設けたい
場合は、それほど大きくない窓を用いたりしましょう。

東面や西面に大きな窓を設けたい場合は、
スタイルシェードなど夏の日差しを遮る工夫が
欠かせません。

このような設計の少しの工夫で、快適な
家をより快適にすることができます。

そこまで住宅を考えて
設計を考えましょう。

家族の健康と暮らしを守る

高気密高断熱高耐震の家

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