室内壁に合板を使用

2024年08月13日

室内壁に合板を使用

合板の魅力と利用例

まず、合板とは何かについて説明しましょう。
合板は、薄くスライスした
木材の層を交互に重ねて接着した板材です。
そのため、本物の木目が
見えるという特徴があります。
シナ合板などは、その美しい木目と
節がないことから、
高級感を演出する材料としても人気です。
また、合板は比較的安価でありながら、
木材の温かみを感じられる点でも魅力的です。

合板に対する様々な意見

しかし、合板の使用については
意見が分かれることもあります。
特に、岐阜のような自然豊かな地域では、
昔ながらの本物の木材を使用した
家で育った方々も多いです。
そのため、合板の内装を
不自然と感じる方もいらっしゃいます。
「本物の木」とは何か、
その定義に対してさまざまな
見解があるのです。
例えば、MDFに木目のシートを
張ったものは無垢材とは言えませんが、
集成材や積層材はどうでしょうか。
また、巾はぎ材は無垢材に
近いとされますが、
完全な無垢材とは言えないとする
意見もあります。

合板を選ぶ際のポイント

合板を選ぶ際のポイントとして、
まずその美観と機能性を
考慮することが重要です。
木目の美しさや、節のない
滑らかな表面が求められる場合、
シナ合板などが適しています。
また、予算や用途に応じて
最適な合板を選ぶことが求められます。
さらに、合板を使用する際は、
接着剤の品質や安全性にも注意が必要です。
VOC（揮発性有機化合物）などの
有害物質が少ない製品を選ぶことで、
住環境の健康を守ることができます。

合板を使用した内装も
「木の家」として十分に
魅力的だと考えています。
合板と無垢材もそれぞれの良さがあります。
言葉の定義を広く持ち、
柔軟に考えることが大切です。
住宅の新築やリフォームを検討する際には、
自分なりの「木の家」
「自然素材の家」を
見つけていただきたいと思います。