一坪って何平米？

2024年09月09日

一坪って何平米？

建築業界では当たり前のように使われる
「坪」という単位ですが、
初めて家を建てる方や
リフォームを考えている方にとっては、
なじみのない概念かもしれません。

1坪は何平米？

まず、一坪がどれくらいの
広さなのかご存じでしょうか？
一坪はおおよそ3.3平方メートルです。
畳で言えば2枚分の広さに相当します。
この3.3平方メートルという
数字は覚えておくと便利です。
たとえば、部屋の広さや土地の面積を考える際、
「○坪」という単位を使うことが多いので、
この基本的な換算ができると
面積のイメージがつきやすくなります。

たとえば、100平方メートルの土地を
坪に換算する場合、
計算式は以下のようになります：

100㎡×0.3025=30.25坪

このように、面積を坪に変換する際は
「0.3025」という数字を使います。
この計算式を覚えておくと、
面積換算が簡単になります。

畳の大きさとモジュールの違い

次に、畳の大きさについても
触れておきましょう。
実は、畳の大きさは一律ではありません。
日本には「尺モジュール」と
「メーターモジュール」
という2種類の基準があり、
これによって畳のサイズが異なります。

「尺モジュール」は、
長手が1,820mm、短手が910mmで、
1畳あたり1.6562平米となります。
一方、「メーターモジュール」は
長手2メートル、短手1メートルで、
1畳あたり2平米です。
畳のサイズが異なることで、
同じ帖数でも部屋の広さに
差が生まれることがあるため、
家の設計においては注意が必要です。

たとえば、リビングが15帖ある場合でも、
尺モジュールだと約26.5平米、
メーターモジュールだと
30平米になります。
同じ15帖でも、
これほどの違いが出るため、
畳の大きさがどの基準に
基づいているのかを
確認することは大切です。

延べ床面積、建ぺい率、容積率とは？

家を建てる際に出てくる
もう一つの重要な概念が
「延べ床面積」です。
これは、各階の床面積を
合計したもので、
2階建ての家であれば、
1階と2階の面積を足したものが
延べ床面積となります。

また、土地の大きさに対して、
どれくらいの面積の家を
建てられるかを示す
「建ぺい率」と「容積率」も
理解しておきましょう。
たとえば、建ぺい率60%の土地では、
土地面積の60%までの面積の
建物しか建てられません。
容積率は延べ床面積に関連し、
容積率200%の土地であれば、
土地面積の2倍までの
延べ床面積を持つ建物を
建てることができます。

これらの規制をしっかり理解しないと、
土地を購入した後に
「思ったよりも小さい家しか建てられない」
ということにもなりかねません。

家づくりやリフォームを考える際には、
坪や平米、畳の大きさ、
延べ床面積、建ぺい率、容積率
といった基本的な概念を
しっかり押さえておくことが重要です。
これらを理解しておくと、
実際に家を建てる際の計画が
スムーズになり、
理想の家を手に入れるための
一歩を確実に踏み出せます。