水平・垂直・直角

2025年01月14日

水平・垂直・直角

家づくりとリフォームの基礎知識

家づくりやリフォームにおいて、
見た目やデザインばかりに目が行きがちですが、
実は「水平・垂直・直角」という
基本的な要素が非常に重要です。
これらの要素が整っていなければ、
後々の施工や住み心地に影響を及ぼす
可能性があります。
今回は、この「水平・垂直・直角」の重要性と
確認のポイントについてご紹介します。

水平・垂直・直角とは

普段、私たちは水平で平らな床、
垂直に立った壁、そして直角で交わる角度の中で
生活しています。
しかし、長年住んでいる家では、
地盤の変動や木材の収縮・膨張などの影響で、
これらが崩れていることが少なくありません。
たとえば、新しいキッチンを取り付けようとした際、
床や壁のわずかな傾きが原因で隙間が生じたり、
部材が収まらなかったりすることがあります。
リフォームの際、これらの要素が
施工の大きな課題になることを
知っておくことが大切です。

水平・垂直・直角が崩れる原因

地盤の変動
時間の経過とともに、
地盤が沈下したり動いたりすることがあります。
特に埋め戻し地ではこれが顕著です。

木材の特性
木造住宅では、木材の収縮や膨張、
反りなどが起こります。
これにより、床や壁に歪みが生じることがあります。

施工の精度
新築時の施工が完璧でなかった場合、
最初から水平・垂直・直角が
崩れていることも考えられます。
この場合、リフォームで問題が
顕在化することがあります。

確認方法と注意点

水平・垂直・直角を確認する際、
以下の点を押さえましょう。

水準器（レベル）の使用
水準器は水平や垂直を測るための便利な道具です。
ただし、使用する前にその精度を確認しましょう。
水平っぽい場所に置き、
気泡の位置をチェックした後、
180度回転させても同じ位置に
気泡があるか確認します。
これで水準器が正しいかどうかがわかります。

範囲に注意
短い水準器で測れるのは、
その範囲内だけです。たとえば、
10cmの水準器では10cmの範囲の水平しか
確認できません。
家全体の傾きを調べるには、
広い範囲をカバーできる道具や、
専門業者による測定が必要です。

気にしすぎないことも大切
一部分だけの傾きを見て
「家全体が傾いている！」と
心配する必要はありません。
確認したい場合は、
プロに相談するのが安心です。

リフォーム時の注意点

リフォームでは、
水平・垂直・直角が崩れていることを前提に
計画を立てることが重要です。
たとえば、キッチンの据付や間取り変更では、
既存部分の床や壁の状態を確認し、
必要に応じて修正を行う必要があります。
特に、フロア材を上貼りする場合、
元の床の傾きがあると新しい床に
違和感が生じることがあるので注意しましょう。

「水平・垂直・直角」は建物の基本でありながら、
意外と見落とされがちなポイントです。
これらが崩れていると、
リフォーム時にさまざまな問題が発生します。
家の状態を正確に把握するために、
ぜひ専門家に相談しながら進めてみてください。
当社では専門的な道具を用いて
お住まいの状態を丁寧に調査し、
最適なリフォームをご提案します。
気になることがあれば、
どうぞお気軽にお声掛けください。

あなたの家が、
これからも快適な住まいで
あり続けるために。

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