土地建物持ってませんか？

2025年03月07日

土地建物持ってませんか？

最近、空き家に関する話題が増えてきています。
国も本腰を入れて対策を進めるほど、深刻な
社会問題となっているのが現状です。

今、日本にある住宅のうち、6軒に1軒が空き家。
その数は増え続けており、今後さらに厳しい
規制がかかることが予想されます。昨年12月
には改正空き家対策法が施行され、市町村が
より強い権限を持つようになりました。
これにより、管理が不十分な空き家に対する
固定資産税が6倍になる可能性もあります。

では、この問題は誰に関係があるのでしょうか？
「私は都会に家を建てるから関係ない」
と思われるかもしれません。しかし、あなたの
ご実家はどうでしょう？

空き家問題は、あなたの未来に直結する

多くの人が、自分の家を新築しようと考えた際に、
実家のことをあまり気にしていません。しかし、
親世代が住んでいる家も、将来的には空き家
予備軍となる可能性があります。高齢の親が
他界し、家を相続したものの誰も住まず、
維持費や固定資産税が重くのしかかる。この
ケースは、決して珍しい話ではありません。

また、空き家の管理には手間もコストも
かかります。例えば、遠方に住んでいると
定期的な維持管理が難しくなり、その結果、
自治体から「管理不全空き家」と認定される
可能性が高まります。最悪の場合、固定資産税が
6倍になるだけでなく、行政代執行による
強制解体のリスクもあるのです。

家を建てる前に、実家のことを考えよう

新築を考えている方には、ぜひ一度「実家の将来」
についても考えていただきたいと思います。

親が高齢になった後、実家はどうするのか？
誰かが住み続ける予定があるのか？
管理が難しいなら、早めに売却や活用を検討できないか？

「家を建てるなら、まず実家をどうするかを
決めてから」というのは、決して大げさな
話ではありません。むしろ、それを考えずに
新築を進めると、将来的に大きな負担を背負う
可能性が高くなります。

空き家問題を回避するために
では、具体的にどのような対策を取るべきでしょうか？
実家の現状を把握する
老朽化の度合いや、親の意向を確認。
売却可能な物件か、リノベーションで活用できるかを考える。
早めの相続対策をする
親が元気なうちに、今後の住まい方や相続の話をしておく。
遺産分割のトラブルを避けるため、専門家に相談するのも有効。

活用方法を検討する

賃貸やシェアハウスとしての活用。
空き家バンクなどの制度を利用する。

今、空き家問題は加速度的に深刻化しています。
「自分には関係ない」と思っていても、10年後、
20年後に困ることがないよう、今からしっかりと
考えておくことが重要です。

家は、人生を豊かにするために建てるものです。
その未来を見据えた判断をすることで、あなたの
暮らしがより良いものになることを願っています。

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