断熱等級７の時代

2023年06月10日

断熱等級７の時代

ギフトホーム佐竹です。

本日は、岐阜スーパーウォール会の
合同見学会を開催いたしました。
当社はＯＢ訪問会を企画いたしまして、
１組のお客様を当社のＯＢ様の
お家へお連れいたしました。家の中を
見ていただきながら、どちらかといいますと、
高気密高断熱のお家の過ごし方で
あったりとか、冬や夏の快適さのお話を
お施主さんから聞くというようなスタイルに
なりました。改めてお客様のお話を聞くと、
高気密高断熱の高品質住宅が、
いかに快適な住宅であるかということが
再確認できました。今後もこのような企画を
して行きたいと思います。

さて本日は、大手ハウスメーカーも
断熱等級７に本気で取り組む
というお話です。

新聞折込チラシで、タマホームの
チラシが入っておりました。

新商品えがおの家
HEAT20・G3水準　ＵＡ値0.23を確保！
高耐候・高耐久・高断熱・省エネ
● 詳しくは店舗にてご確認ください

ホームページでも大々的に紹介しております。
えがおの家
https://www.tamahome.jp/egao/

販売棟数の多いタマホームさんが、
断熱等級７の家を当たり前にすると
なると、もう日本の住宅は、どこでも
暖かい家になることで将来の心配が
少なくなります。

ぜひ先頭をきってがんばっていただきたい
と思います。

がんばっていただきたいと思うことと、
少し心配なことがあります。今まで
断熱にかんしてまともに施工していない
会社が断熱等級７の家づくりをして、
それを購入したお客様が、「思ったよりも
暖かくない」という評価にならないか
ということです。

タマホームさんが、断熱等級７を主導
するのはいいのですが、施工するのは
下請けの大工さんになります。
断熱性能は、きちんと施工してはじめて
能力を発揮しますので、職人の育成が
欠かせません。

断熱等級７になりますと、充填断熱プラス、
外張り断熱の付加断熱が必要不可欠に
なりますので、断熱材が150mm以上に
なることは普通になります。施工品質に
かかわってきますので正しく施工ができないと
その効果が期待できません。

期待しているＵＡ値の半分の数値になって
しまうこともあるのです。例えばＵＡ値が、
0.23であれば0.46になってしまう計算です。

ＵＡ値は、書類の計算上の数値ですから、
施工した時にきちんと施工がなされていないと、
もちろん書類上の数値は出ません。

施工品質が確かではないと、期待した
ＵＡ値はでないのです。