高断熱住宅のカビ対策

2023年08月01日

ギフトホーム佐竹です。

本日は、朝は曇っておりましたので
日課の散歩は気温が高かったですが、
過ごしやすかったです。このままの天気
だと過ごしやすいなあと思っておりましたが、
すぐに太陽が顔を出し、普通に暑い
一日になりました。これからまだまだ
35℃を超える日が続きますので、
体調管理には気を付けたいと思います。

さて本日は、
高断熱住宅の空き家対策

住宅は通気性が大事になりますが、
昔からよく住んでないお家は時々窓や
扉を開けて風通しをよくしておかないと
いけない。住んでいれば窓や扉の開閉を
常時行うため家が傷みにくいといった
話をよく聞きます。

一昔前の隙間だらけの住宅だと閉め
切ってあっても、気密性がそれほど
ありませんから隙間風が流れているので
通気性は保たれるような気が致します。

では最近の高気密高断熱住宅では、
気密がしっかり行われているため、空き家に
なると風通しが悪い分家がすぐ傷んで
しまうのではないかと懸念される方が
おられるようです。

木材は湿度が高い環境に長期間放置
されると腐朽が進んでしまいます。家を
締め切っておくと、家の中の湿度が
どんどん上がる住宅にとってよくない環境に
なるといえます。

ではその湿気、湿度はどこからやって
くるのでしょうか。まだベタ基礎でない家の
場合は、床下から湿気が上がってくることも
あります。そのため昔の家は空き家にする
ことがわかっている場合、畳を全部あげて
定期的に風を通したりしたものです。

そうしないと床下が湿気だらけになり、
シロアリ被害がすごく心配になってしまいます。

床下だけではありません。昔の家は
気密性が低いため、壁の隙間を通って
湿気が外から中に入ってきます。
風通しがよいのが利点でもあるのですが、
湿度の高い季節はそれが逆に弱点に
なってしまうのです。

現在の住宅はほとんどがベタ基礎に
なっています。このため床下から湿気は
高断熱住宅じゃなくてもそれほど心配が
あるわけではありません。

また高気密高断熱住宅の住宅は、
エアコンなどの空調を稼働させない場合
外気よりも湿度が低下します。

これは空調を稼働させないと外気温よりも
室内温度が高くなるためであると
考えられます。夏は外気よりも少しだけ
温度が高い。冬は外気よりもかなり温度が
高くなります。絶対湿度が同じ場合、
温度が高い方が湿度は下がります。

こうしたことから床や壁などの建材の
含水率が上がったとしても、昔ながらの
住宅よりも乾きやすいことになります。

そもそも高気密高断熱住宅では、
外皮がしっかりと防湿されていることに
なりますので、昔の住宅に比べて湿気の
絶対値が低くなります。

換気システムが第一種換気の場合、
空き家になると換気が止まりますので
空気の入れ替わりはかなり少なくなって
しまいます。

こうしたことを考えると換気システムは
第三種換気の方がいいかもしれません。

パッシブデザインになっていればなおさら、
長い間空き家になってもある程度の
換気を勝手にしてくれることになります。

しかし考えてみれば、高気密高断熱住宅は、
空き家になることはほとんどなさそうです。
今の時代であれば、売ろうと思えばすぐ
売れますし、貸そうと思えばすぐ借り手が
見つかるからです。

どちらにいたしましても、長い間空き家に
なったとしても、高気密高断熱住宅の
住宅であれば、昔の家に比べてカビなどの
心配も少なくなりそうです。

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