火事を未然に防ぐために

2023年10月04日

火事を未然に防ぐために

ギフトホーム佐竹です。

本日は、塗装工事の見積り提出。
アポを取り、お勤めの会社の方へ
お伺いいたしました。この方は、
70歳になられるそうですが、今でも
現役で働いておられます。しかも
結構大きな会社の管理職だそうです。
今の時代、人出不足や雇用延長
などといわれますが、いつまでも
管理職として職務を全うしている
のはすごいことだなと思いました。
それほど優秀な方なんだろうと
容易に想像がつきますが。自分も
高齢になっても頼られる存在で
いたいなと強く思いました。

さて本日は、パイプファンについて。

24時間換気が義務化されてから、
かなりの年月が経ちます。室内の
壁にパイプファンが設置されている
お家も多いかと思います。

電化製品の寿命は約10年～15年
ですが、パイプファンの寿命は
約20年くらいでしょうか。

ダクトレスパイプファンの場合、風の
通り道に、各種電気配線や基盤が
近くにあったりすることもあります。

数年経過した24時間換気のパイプ
ファンをじっくりみたことがある人は
分かると思いますが、風の通り道は、
埃の通り道でもあります。

パイプファンの表面にうっすらと埃が
付着しているのが確認できることも
あると思いますが、埃は表面だけで
なくパイプファンの内部にも付着
していることは容易に想像できるでしょう。

表面を掃除したことはあってもカバー
を外してパイプファンの内部まで掃除
したことある人はそれほどいない
かもしれません。20年間溜まり
続けた埃が、電気配線や基盤に
積もっているとしてもおかしくありません。

埃と電気は相性が悪いといいますか、
コンセント付近に埃が付着し発火する
事故も起きています。特にテレビボード
などで隠れているコンセントは、要注意です。

これと同じ現象がパイプファンでも
起きるといっても不思議ではありません。

昔の換気扇は、それほど耐久性が
ありませんでしたので、発火する前に
壊れて停止してしまう製品も多かったと
思いますが、最近のパイプファンは
24時間換気用に開発されて
いますので、耐久性は高く埃などに
よる抵抗が増えても動き続けることが
可能になりますから、埃の付着に
よる発火の危険性も高まっていると
考えられます。

パイプファンはこの小さな製品の中に
基板であったり電線だったり動力
部分が設置されています。コンパクトな
製品だけに、基盤や電線にも埃が
付着しやすいといえます。

住宅の火事の原因の中で、トップテンの
中に、「電気機器」、「電灯電話等の
配線」、「配線器具」がランクイン
しています。

住宅の火事の発生件数は減少傾向に
ありますが、ゼロではありません。その中で
電気関係の発生原因がありますので、
念には念を入れて対策などをして
おいた方がよいでしょう。

あまり気にしていないと全く点検を
しない場合もあるパイプファン。数年に
一度、年末の大掃除などでぜひ
点検・清掃をお願いいたします。