温熱性能を上げる目的は？

2023年10月11日

温熱性能を上げる目的は？

ギフトホーム佐竹です。

本日は、リフォーム工事のキッチンと
ユニットバスの現地調査がありました。
リフォーム工事は解体してみないと
分からないことが多いものです。今回の
物件は比較的新しい（といっても
築２５年くらいですが・・・）ので、
特に問題はないだろうと思って
いましたが、少しありました。キッチンの
排水の変更くらいは想定の範囲内
でしたが、ユニットバスの方は扉側に
柱があり、大き目のドアが入らず、
10センチサイズダウンが必要に。また、
新設のユニットバスの天井高さを
現在では標準？の2.2ｍに設定して
おりましたが、既設のユニットバスの
天井高さが2.0ｍでしたので、
既設換気扇の高さが低く、天井
高さを昔の標準？の2.0ｍにすることに
なりました。換気扇の高さを20センチ
上げればよいのですが、隣のトイレの
換気扇がユニットバスの上を通って
おり、換気扇が２つあり、上げる
場合は２つとも上げる必要があり、
トイレの換気扇も天井換気扇に
しないといけません。
細かいですがリフォーム工事は
いろいろとあります。しかしシロアリが
いないことだけは本当によかったと思います。

さて本日は、
温熱性能を上げる目的について。

最近では、国を挙げて住宅の断熱を
高断熱化しようという動きが活発化しています。

住宅の断熱を高断熱・高気密化する、
温熱性能上げる目的は何でしょうか。

国の政策では、ＣＯ２削減などの
地球環境の問題である温室効果ガスの
削減は目的の一つでしょう。

しかし個人レベルでの目的で地球規模の
目的を持つのは大事なことではありますが、
もっと大事なことがあります。

一つは健康について。さまざまな研究に
より、住宅の高断熱化による室内温度の
重要性が分かってきました。室温が10℃を
切らないレベルが人の健康を維持する
最低基準になります。

古い住宅ですと、断熱そのものがなかったり、
あまり性能のよくない断熱性能の家が
たくさんありました。このような家では、
室内温度が10℃を下回ることは
珍しいことではありません。

このような住宅では、窓にインプラスを
設置したりするなどの少しの断熱強化で、
体感できるほどの断熱性能の向上が
期待できます。室内温度の下降速度の
減少が期待でき、室温が10℃を切ら
ないレベルを達成することができるでしょう。

さらに断熱性能を強化することで、
住宅内を快適に過ごすことができるように
なります。室内温度が平均して20℃
前後を保つことができれば、心疾患
などの病気にかかりづらくなり、血圧が
急上昇したり急下降したりすることも
ほぼなくなります。最低限の健康から、
必要十分な健康を維持することが
できるのです。

このためには住宅の高断熱・高気密化、
パッシブハウスなどの無暖房住宅に
することで、このような快適な住宅が
作れるようになります。

ここまで住宅が断熱強化されると、
当然省エネな住宅になります。
省エネ住宅ですから光熱費は下がり、
経済的にも豊かな住宅になります。

温熱性能を高めることは、地球環境も
守ることになるのですが、そこで暮らす
人々の健康や経済も豊かにすることが
できるのです。

家族の健康と暮らしを守る

高気密高断熱高耐震の家

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