ＵＡ値はひとつの基準

2024年05月31日

ＵＡ値はひとつの基準

家を新築する際、多くの方から
「御社の家のＵＡ値はどのくらいですか？」
と質問を受けます。
しかし、私から逆に問いたいのは
「ＵＡ値の家に住みたいのですか？」
ということです。

ＵＡ値とは、
建物の外皮平均熱貫流率のことを指し、
断熱性能を示す一つの指標です。
もちろん、ＵＡ値が低い方が
断熱性能が高いことを意味します。
しかし、それだけでは本当に
快適な家にはなりません。
真に重要なのは、
「夏は涼しく、冬は暖かい家」
に住むことではないでしょうか？

ＵＡ値やＣ値（気密性を示す値）は、
快適な住環境を実現するための
数値に過ぎません。
ＵＡ値が低ければ暖かい家に
なるわけではなく、
逆に高ければ寒い家に
なるわけでもありません。
快適な住まいを実現するには、
基本設計や断熱計画、
そして冷暖房計画が一体となって
機能する必要があります。

多くの住宅会社が「高断熱高気密」を
謳っていますが、
それだけで快適な温度環境が
保証されるわけではありません。
設計の段階から、
住宅の断熱性能や気密性能だけでなく、
通風や日射遮蔽、冷暖房の効率まで
総合的に考慮することが求められます。
これを理解せずに住宅メーカーに
任せてしまうと、期待とは裏腹に
快適ではない家が
出来上がってしまうこともあります。

このような現実に直面すると、
家づくりにおいては単なる
数値や流行りのキーワードに
惑わされないことが重要だと感じます。
家を建てる際には、
信頼できる設計者や建築士と一緒に、
多方面から家づくりを考えていくことが
幸せな住まいへの近道だと思います。

私たち工務店は、お客様一人一人の
ニーズやライフスタイルに合わせて
最適な提案を行い、理想の住まいづくりを
サポートします。
ＵＡ値やＣ値にとらわれず、
本当に快適な家を一緒に
考えていきましょう。

快適な住まいを目指して

家を建てる、またはリフォームする際には
多くの決定事項があります。
その中でＵＡ値は確かに一つの
指標として重要ですが、
それだけに頼るのは危険です。
夏は涼しく、冬は暖かい家を実現するためには、
総合的なアプローチが必要です。
住宅の新築やリフォームを考える全ての方に、
快適で幸せな住まいを手に入れていただけるよう、
全力でサポートしてまいります。