照明の取付位置を色

2024年09月18日

照明の取付位置を色

家の新築やリフォームを考える際、
照明のデザインは空間全体の
雰囲気を大きく左右する重要な要素です。
照明一つで部屋が明るく感じたり、
逆に落ち着いた雰囲気になったりします。

天井に照明をつけないことで
生まれる落ち着き

まず、照明をどこに取り付けるかに
ついて考えてみましょう。
多くの家では、
天井に照明を取り付けるのが
一般的ですが、
これをあえて避けることで
空間に新たな魅力が生まれます。
天井からの照明を減らし、
床や壁に照明を設置することで、
光の重心が下がり、
落ち着いた雰囲気の空間が演出できます。

例えば、フロアランプや
間接照明を使うことで、
リビングや寝室に柔らかく
心地よい光をもたらすことができます。
天井に光が反射しない分、
部屋全体に落ち着いた印象を与え、
リラックスできる空間を作ることができます。

照明の色を混ぜないことが大切

次に、照明の色選びです。
これも空間の印象を大きく左右します。
照明の色には大きく分けて
「昼白色」と「電球色」があり、
それぞれ異なる雰囲気を作り出します。
しかし、同じ空間で
これらの色を混ぜてしまうと、
統一感が失われ、
どこか落ち着かない空間に
なってしまうことがあります。

たとえば、リビングで昼白色の
明るい照明を使いたいという要望がある場合、
キッチンやダイニングで
異なる色の照明を使用すると、
空間全体の調和が崩れてしまいます。
このような場合、
調色が可能な照明器具を
選ぶと良いでしょう。
調理中は昼白色、食事の時間には
電球色に切り替えることで、
用途に応じて空間の雰囲気を
自在にコントロールできます。

色の使い分けで空間を快適に

「色は混ぜない」という基本ルールは、
家全体のデザインにおいても非常に有効です。
たとえば、リビングやダイニングなど、
くつろぎの場には温かみのある電球色を選び、
バックヤードやクローゼット（WIC）
などの作業空間には昼白色を使用すると、
空間ごとの役割がより明確になります。

オフィスや作業スペースであれば、
昼白色のような明るい色が最適ですが、
家はリラックスする場所。
電球色を基本にした照明計画を立てることで、
より快適な空間作りが実現します。

空間の統一感を保つ照明計画

住宅の新築やリフォームを考える際、
照明の設置場所や色の選び方は、
見た目以上に重要です。
天井に照明を取り付けないことで
生まれる落ち着いた雰囲気や、
色を統一することで生まれる
空間の調和を意識することで、
より快適でくつろげる家を作ることができます。

リフォームや新築に向けて
照明計画を立てる際は、
この「色は混ぜない」というルールを
ぜひ意識してみてください。
空間全体の統一感を大切にすることで、
心地よい暮らしが実現します。