家事ラク動線を実現する間取りとは？

2025年06月03日

～毎日の“当たり前”を、もっと快適に～

住宅のご相談を受けていて、最近特に増えているのが
「家事をラクにしたい」という声です。

忙しい毎日の中で、
“家のつくり”が暮らしに与える影響は大きく、
ちょっとした動線の工夫が
驚くほど生活を快適にしてくれます。

今回は、家事がラクになる間取りの考え方を、
実例を交えながらご紹介します。

■“移動距離”を減らすだけで家事はぐっとラクになる

まず最初に大切なのが、
「どうすれば移動を少なくできるか」です。

たとえば、洗濯機を回す→干す→取り込む→たたむ→しまう、
この一連の流れをスムーズにするだけでも、
毎日の負担は大きく違ってきます。

ランドリールームの隣にファミリークローゼットを設けたり、
物干しスペースをウッドデッキにするだけで、
動線が“ぐるっと一周”になります。

回遊動線は、日々の家事のストレスを
グッと軽減してくれますよ。

■キッチン中心の動線で家事の“渋滞”を防ぐ

キッチン周りの動線も、
家事ラク間取りでは外せないポイントです。

たとえば、キッチン→パントリー→勝手口というように
一直線の流れをつくると、買い物帰りの収納もスムーズです。

また、キッチンと洗面室を近づけると
「ごはんを作りながら洗濯」も可能に。

さらに、冷蔵庫の位置やゴミ箱の配置も含めて考えると、
動きにムダがない“時短キッチン”が完成します。

生活感を出したくない方は、
パントリーを収納兼作業スペースにするのもおすすめです。

■家族が自然と協力しやすい“共有スペース”のつくり方

家事ラクは、「一人でがんばらない間取り」でもあります。

たとえば、リビング近くに共有の収納棚を設ければ、
家族が自分で荷物を出し入れしやすくなります。

また、子ども部屋からリビングへ続く通路に
“ランドセル置き場”や“学校グッズ棚”を設けると、
散らかりにくくなります。

家族が自然に動ける設計にすることで、
家事を“手伝ってもらう”というより、
“一緒にやる暮らし”が生まれます。

■まとめ：間取りで、暮らしの質は大きく変わります

「家事は毎日のことだからこそ、ラクにしたい」
これは、多くの方が感じている願いです。

家づくりの中で、こうした“見えにくい負担”を
間取りで解消できれば、
日々の暮らしはぐんと快適になります。

家づくりのご相談では、生活の様子やリズムを
しっかりお聞きして、
ご家族に合った動線をご提案しています。

「こういう時、どうすればいいんだろう？」
そんな素朴な疑問こそ、ぜひお聞かせください。

暮らしのリアルに寄り添った間取りを、
誠実に、一緒に考えていきましょう。

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