住宅保証・アフターサービスを徹底比較
2025年06月06日
住宅保証・アフターサービスを徹底比較
~“もしも”に備える、後悔しない選び方~
今回は、「住宅保証」と「アフターサービス」について。
住宅は建てて終わりではありません。
実際の暮らしが始まった後こそ、
小さな不具合や思いがけないトラブルが
起きることもあります。
そんなとき、“保証”と“アフターサービス”の質が、
住まいの安心感を大きく左右するんです。
今回は、それぞれのポイントを比べながら、
失敗しない選び方をお伝えします。
■「住宅保証」には種類があります“10年保証”だけでは足りない?
まず、どんな住宅会社でも必ず提供するのが、
「住宅瑕疵担保責任保険(10年保証)」です。
これは構造躯体や雨漏りなど、
重大な欠陥に対して10年間の保証を義務づけた制度で、
法律で定められています。
ただし注意が必要なのは、
“10年保証があればすべて安心”ではないということ。
例えば、外壁や床材、設備機器などの
細かな部分は、保証の対象外になっていたり、
2年以内と短期間に限定されていることもあります。
「何が、いつまで、どう保証されるのか」
契約前にきちんと確認することが大切です。
■アフターサービスの内容に会社ごとの“差”が出る
保証とは別に、多くの住宅会社が提供するのが、
定期点検や修繕対応といったアフターサービスです。
ここが実は、会社によって大きく違います。
たとえば、大手ハウスメーカーでは
「半年・1年・2年・5年・10年点検」など
スケジュールが明確に決まっており、
内容もマニュアル化されています。
一方、地域の工務店では、
“点検スケジュールは柔軟だけど、
住まい手との距離が近くて、連絡すればすぐ駆けつけてくれる”
というような対応力の高さが魅力です。
どちらが良いかは、
ご自身のライフスタイルや価値観によって異なります。
■保証内容の「延長制度」も長く住むなら検討したい
最近では、「延長保証」や「長期保証制度」を
設けている住宅会社も増えてきました。
たとえば、10年後に有償点検・補修を受けることで、
さらに10年保証が延長できるというような仕組みです。
もちろん、追加費用がかかることもありますが、
「子どもが独立するまでこの家で暮らしたい」
「60歳以降の生活も安心して送りたい」
と考えている方には、大きな安心材料になります。
ご契約前に、延長保証の有無や条件を
しっかり確認しておきましょう。
■まとめ:保証とサービスの“中身”までしっかり確認を
保証やアフターサービスは、
“契約書の最後のほう”に小さく書かれていることが多く、
見落としがちです。
でも、いざという時に頼りになるのは、
こうした仕組みや対応です。
「保証はついてるから安心」ではなく、
どこまで、いつまで、どんな対応が受けられるのか、
“中身”をよく見比べることが大切です。
当社では、建てたあとの暮らしに寄り添えるよう、
住まいの履歴管理やメンテナンスのご相談も
いつでも承っています。
安心して長く暮らせる家づくり、
一緒に考えていきましょう。
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