シューズクロークの便利さと失敗例

2025年11月29日

玄関まわりをスッキリ保ちたい――。
そんな思いから、近年シューズクロー
クを取り入れるご家庭が増えていま
す。靴だけでなく、外で使う物をひと
まとめにできる便利な空間ですが、
実は計画の段階でよくある失敗も少な
くありません。

今回は、シューズクロークの魅力と、
気をつけたいポイントについてお伝え
します。

■外で使う物をまとめて収納できる利点

シューズクロークの一番の魅力は、
「外で使う物を玄関に置かずにすむ」
という点です。靴はもちろん、傘、
アウトドア用品、ベビーカー、工具な
ど、多くのものをひとつにまとめるこ
とができます。

玄関ホールに物を置かなくてすむため、
来客があっても雑然としにくく、常に
整った印象を保てます。日々の気持ち
の良さにもつながる空間です。

■よくある失敗１：動線が使いにくい

多い失敗のひとつが、「動線の悪さ」
です。シューズクロークを通って家に
上がる動線がうまく作れていないと、
靴をしまうのが面倒になり、結局玄関
が散らかる原因になります。

おすすめは、「通り抜けできる形」に
すること。玄関→シューズクローク→
室内へとつながる動線があると、自然
と片づく仕組みになります。

■よくある失敗２：湿気とニオイ対策不足

シューズクロークは靴の湿気やニオイ
がこもりやすい空間です。換気計画が
不十分だと、カビや嫌なニオイが発生
しやすくなります。

小さな窓や換気扇を設けたり、可動棚
の下に空気の通り道をつくるなど、
風の流れを意識した設計が大切です。

■よくある失敗３：収納物のサイズを無視

シューズクロークは意外と「しまいた
い物の大きさ」を見落としがちな場所
です。ベビーカーやゴルフバッグ、
キャンプ道具など、奥行きや高さが
必要な物が多いため、棚の奥行きや
間口が足りないという失敗がよく起き
ます。

事前に「何を置くか」を書き出し、
それぞれのサイズから収納寸法を逆算
すると、使いやすい空間になります。

■結論：暮らしに合わせれば最高の玄関に

シューズクロークは、生活のストレス
を減らす大きな味方になります。
しかし、動線・換気・収納寸法など、
細かな計画ができていないと、せっか
くの空間が使いにくくなってしまいま
す。

ご家族の生活動線や持ち物に合わせて、
必要なサイズと使いやすい動線を考え
ることで、玄関が見違えるほど快適に
なります。シューズクロークは、家の
印象を大きく変える“隠れた主役”です。

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