見せる収納 vs 隠す収納、あなたはどっち派？

2025年12月11日

見せる収納 vs 隠す収納、あなたはどっち派？

住まいづくりを考えるとき、
意外と悩ましいのが「収納」です。
特に最近は、あえて飾るように
配置する“見せる収納”と、
生活感をまるごと隠す“隠す収納”が
人気を二分しています。
どちらが正解ということはなく、
暮らし方によって最適解は変わります。
今回はその違いと選ぶポイントを
お伝えします。

■見せる収納の魅力

見せる収納の一番の魅力は、
暮らしの「好き」をそのまま
空間の一部にできることです。
お気に入りの食器や本、
趣味のアイテムが並ぶだけで、
部屋に物語が生まれます。
また、どこに何があるか一目で
分かるため、出し入れもラクです。
ただし、物が増えると雑然と
見えてしまうため、
“置く物を厳選できる人”に
向いています。

■隠す収納の魅力

一方で隠す収納の魅力は、
空間の「整った印象」が得られる
ことにあります。
生活用品や掃除道具など、
見たくない物をすべて扉の中へ。
急な来客があっても、
サッと閉めるだけで
美しい空間を保てます。
家族が多いご家庭や、
物が多くなりがちな生活スタイルに
特に向いています。

■実は“組み合わせ”が最適なことも

どちらか一方に決めるより、
空間や用途に応じて組み合わせる
方法もおすすめです。
例えば、リビングは見せる収納で
インテリア性を高め、
キッチンや洗面所は隠す収納で
機能性を優先するといった具合です。
暮らしの動線や習慣に合わせ、
「ここは見せたい」「ここは隠したい」
というバランスを探ると、
家はぐっと使いやすくなります。

■後悔しやすいポイントと対策

見せる収納でよくある後悔は、
“ほこりが気になる”
“片づけが続かない”というもの。
この場合はガラス扉の収納を選ぶと、
見た目を楽しみつつ
ほこり対策にもなります。
隠す収納での後悔は、
“奥にしまった物が取り出しにくい”
“収納量だけ増えて使いこなせない”
といった声が多いです。
引き出し式収納や可動棚を
取り入れると改善します。

見せる収納と隠す収納には、
それぞれにメリットがあり、
暮らし方によって向き不向きが
あります。
どちらが正解というより、
「どんな暮らしをしたいか」
を軸に考えることが大切です。
あなたらしい収納計画を
一緒に見つけていきましょう。