雨漏り予防のためにできるリフォームとは？

2025年12月14日

雨漏りは、家のトラブルの中でも
気づいた時には被害が広がっている、
厄介な問題のひとつです。
天井のシミや壁のふくらみは、
小さな異変のように見えても、
内部では木材の腐食やカビが
進行していることがあります。
今回は、雨漏りを未然に防ぐための
リフォーム方法についてお伝えします。

■屋根の点検と葺き替えで安心を

雨漏りの多くは、屋根の劣化から
始まります。瓦のずれ、板金の破れ、
防水シートの老朽化など、
普段は見えない部分に原因が潜みます。
築15年以上であれば、
葺き替えやカバー工法を検討すると、
長期的な防水性能が確保できます。

■外壁の“ひび割れ”は早めに対処を

外壁の小さなクラック（ひび割れ）も、
雨水の侵入口になります。
特にモルタル外壁は、
乾燥収縮や地震で亀裂が生まれやすく、
早期の補修が効果的です。
塗装リフォームを行う際には、
下地の補修と防水塗料の選定が
雨漏り予防に大きく役立ちます。

■バルコニーの防水層の再施工

バルコニーは雨水がたまりやすく、
防水層の劣化が進むと、
室内への漏水につながります。
FRP防水やウレタン防水など、
家の構造に合った工法で、
10年〜15年を目安に再施工すると、
建物の健全性が長く保たれます。

■窓まわりのシーリングも重要

サッシまわりのシーリング材は、
紫外線で弾力を失い、
隙間が生まれやすくなります。
とくに風向きや雨の強い地域では、
ここが雨漏りの弱点になりがちです。
外壁塗装と同時に
シーリングを打ち替えることで、
水の侵入リスクを大幅に減らせます。

雨漏り予防は“家を長く守るための
最も確実なメンテナンス”と言えます。
実害が出てからではなく、
計画的なリフォームと点検を
重ねることが、
安心した暮らしにつながります。
気になる兆候があれば、
早めに専門家へ相談してみてください。

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