失敗事例から学ぶ収納
2026年08月11日
失敗事例から学ぶ収納
「収納は多いのに片付かない」を防ぐために
家づくりやリフォームの打ち合わせで、「収納はたくさん欲しいです」というご要望をよくいただきます。
確かに収納は大切ですが、実は「収納が多い=片付く家」ではありません。
住み始めてから「思ったより使いにくい」「物があふれてしまう」と後悔するケースも少なくありません。
今回は、よくある失敗事例から、暮らしやすい収納づくりのポイントをご紹介します。
■ 大きな収納を一か所だけ作った
「広い納戸を作ったから安心」と思っていたものの、実際には使うたびに取りに行くのが面倒になり、リビングやダイニングに物が置きっぱなしになってしまうことがあります。
収納は「どれだけ広いか」よりも、「使う場所の近くにあるか」が重要です。
例えば、
・玄関には靴や傘、アウトドア用品
・リビングには書類や日用品
・キッチンには食品や調理器具
・洗面所にはタオルや洗剤
というように、使う場所の近くに収納を設けることで、自然と片付けやすい住まいになります。
■ 奥行きが深すぎる収納
収納は広ければ良いと思われがちですが、奥行きが深すぎる収納は意外と使いにくいものです。
奥にしまった物を忘れてしまい、同じ物を買ってしまったり、使わない物が積み重なったりすることもあります。
特に押入れや納戸は、棚や収納ケースを活用して「見える収納」に近づける工夫がおすすめです。
収納は「しまう場所」ではなく、「取り出しやすく戻しやすい場所」を目指しましょう。
■ 将来の荷物を考えていなかった
家を建てた当初は十分だった収納も、年月とともに物は増えていきます。
子どもの成長とともに増える学用品や思い出の品、季節用品、防災用品など、暮らしの変化に合わせて収納する物も変わっていきます。
「今の荷物」だけではなく、「これから増える物」も考えて計画しておくことが大切です。
少し余裕を持たせた収納計画は、長く快適に暮らすための安心につながります。
■ 片付ける人の目線で考えていなかった
収納計画では、家族全員が使いやすいことも大切です。
例えば、
・高い場所ばかりで出し入れしにくい
・子どもが自分で片付けられない
・掃除機を取り出すたびに荷物を動かさなければならない
このような収納では、片付けが面倒になり、散らかる原因になってしまいます。
毎日使う物ほど、無理なく出し入れできる位置に収納することがポイントです。
まとめ
収納で後悔しないために大切なのは、「収納量」ではなく「収納の使いやすさ」です。
どこで使う物なのか、誰が使うのか、どのくらいの頻度で使うのかを考えて計画すると、暮らしやすさは大きく変わります。
家づくりやリフォームでは、間取りだけでなく、収納の位置や使い方まで具体的にイメージしてみてください。
「片付けやすい家」は、毎日の暮らしにゆとりを生み、家族みんなが快適に過ごせる住まいにつながります。
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