失敗事例から学ぶ間取り
2026年08月10日
失敗事例から学ぶ間取り
「もっとこうしておけば良かった」を防ぐために
家づくりで最も悩むのが「間取り」です。
間取りは毎日の暮らしやすさを左右するだけでなく、一度完成すると簡単に変更できません。そのため、新築でも大規模リフォームでも、「住み始めてから後悔した」という声を耳にすることがあります。
今回は、実際によくある失敗事例から、後悔しない間取りづくりのポイントをご紹介します。
■ リビングは広いのに収納が足りない
「リビングは20畳あって広々。でも物をしまう場所が少なく、いつも散らかってしまう。」
このようなケースは意外と多くあります。
家づくりでは部屋の広さに目が向きがちですが、収納計画も同じくらい重要です。
掃除機や季節家電、日用品のストック、お子さんのおもちゃなど、普段使う物をしまう場所が不足すると、せっかくの広いリビングも物であふれてしまいます。
収納は「広さ」ではなく、「使う場所の近くにあること」が暮らしやすさにつながります。
■ コンセントの位置を考えていなかった
住み始めてから最も多い後悔の一つが、コンセントの配置です。
例えば、
・ソファの近くにコンセントがない
・掃除機をかけるたびに延長コードが必要
・キッチン家電が増えて差込口が足りない
・スマートフォンの充電場所が限られている
今はロボット掃除機や電動自転車の充電など、新たな電源が必要になる場面も増えています。
家具の配置や生活動線をイメージしながら計画すると、後悔が少なくなります。
■ 家事動線を考えなかった
毎日の家事は、少しの動線の違いで負担が大きく変わります。
例えば、
・洗濯機から物干し場まで遠い
・キッチンと冷蔵庫の位置が使いにくい
・買い物から帰って食品をしまうまでが遠回り
こうした小さな不便が、毎日積み重なることで大きなストレスになります。
間取りを見るときは、「朝起きてから寝るまで」を頭の中でシミュレーションしてみることをおすすめします。
■ 将来の暮らしを考えていなかった
家は10年、20年と長く住み続ける場所です。
子どもの成長や独立、ご夫婦二人の生活、将来の介護など、暮らし方は少しずつ変化していきます。
「今」だけを基準にすると、数年後に使いにくさを感じることもあります。
例えば、
・子ども部屋を将来2部屋に分けられる設計
・寝室を1階に配置できるようにする
・廊下や出入口にゆとりを持たせる
など、将来を見据えた工夫が、長く快適に暮らせる住まいにつながります。
まとめ
理想の間取りとは、見た目がおしゃれな間取りではなく、「毎日の生活が快適になる間取り」です。
間取り図だけを見て判断するのではなく、実際にその家で生活する様子を具体的に想像することが、後悔しない家づくりの第一歩になります。
気になるプランができたら、「この家で朝起きて、仕事へ行き、帰宅して、家事をして、休日を過ごす」までをイメージしてみてください。
そのひと手間が、「建てて良かった」と思える住まいづくりにつながります。
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