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お風呂をリフォームしたい!ユニットバスにするメリットデメリットを紹介します!

家が古くなってきて、タイルのお風呂はもう限界。築10年を超えると浴室のリフォームを考える時期がやってきます。気になるのは「工事費っていくらするんだろう?」「工事日数ってどれくらい?」「工事中のお風呂はどうするの?」といった疑問があるかと思います。今回は在来浴室からユニットバスに変更することを念頭において、メリットやデメリット、浴室工事についてのポイントをご紹介します。

もくじ

1.お風呂の種類

1-1 在来浴室

1-2 ユニットバス

2.お風呂の耐久年数

2-1 在来浴室

2-2 ユニットバス

3.ユニットバスに交換するメリット

3-1 防水性に優れている

3-2 保温性に優れている

3-3 お手入れが楽になる

3-4 工期が短い

4.ユニットバスに交換するデメリット

4-1 費用がかかる

4-2 規格寸法が決まっている

4-3設備の後付けが難しい

5.お風呂リフォームの工事費用と期間

5-1 ユニットバスからユニットバス

5-2 在来浴室からユニットバス

5-3 オプション工事

6.お風呂リフォームの注意点

6-1 商品代の他に工事費用がかかる

6-2 給湯器の交換も考える

6-3 リフォーム中のお風呂はどうすれば?

6-3-1 銭湯

6-3-2 もらい湯

6-3-3 スポーツジム

6-3-4 仮設バス

7.各メーカーのユニットバスの特徴

7-1 LIXIL

7-1-1 リデア

7-1-2 スパージュ

7-2 タカラスタンダード

7-2-1 ミーナ

7-2-2 エメロード
7-2-3 レラージュ
7-2-4 プレデンシア

8.まとめ

1.お風呂の種類

浴室は大きく2種類に分類されます。昔ながらの「在来浴室」と「ユニットバス」です。まずはそれぞれの特徴をみていきましょう。

1-1 在来浴室

床や壁にタイルを使用した昔ながらのスタイルの浴室です。浴槽はFRP・桧・ステンレス・ホーロー・人造大理石など様々な種類があります。オーダーメイドで作成するため、広さの制限がありません。経年劣化でタイルにすき間ができたりしてしまうと水がしみ込んで柱や土台を腐らせてしまうこともあります。それが原因でシロアリ被害が発生することもあります。

1-2 ユニットバス

壁・床・天井・浴槽などのパーツを工場で生産し、工事現場へ配送し、現場で組み立て施工を行います。浴室内から住宅内、基礎内に水が漏れる心配がありません。工期が短いことや断熱効果が高い商品があるなど近年の浴室の主流になっています。

2.お風呂の耐久年数

2-1 在来浴室

およそ20年が大規模な浴室のメンテナンス時期と考えてよいでしょう。
床やタイルの目地が割れたり、ヒビが入ったり浮いたりしてきた場合、タイルのすき間から水が浸入し柱や土台を腐らせる原因になることから早急な対応が必要です。
浴室の隣の洗面脱衣室の床がフワフワしてきた、浴室のドアが設置してある柱が弱くなっているというのも改修時期のサインです。

2-2 ユニットバス

基本的に耐久年数は15年ほどといわれています。使用環境や日々のメンテナンスによっては長く使用することができます。壁パネルのつなぎ目のコーキングだけの処理ならばそれほど費用はかかりませんので、気になる場合はコーキングのみの処理だけで長持ちします。中には壁パネルや浴槽に特殊な素材を使用して、半永久的に使用できるユニットバスもあります

3.ユニットバスに交換するメリット

3-1 防水性に優れている

床・壁・天井が大きなパネルの組み合わせになっておりますので、水漏れが起きません。そのため、在来浴室と比べてかなり防水性に優れているといえます。

3-2 保温性に優れている

ユニットバスはパネルや浴槽に断熱材が付加されていますので、断熱性や保温性が高いです。最近ではさらに断熱性能を高めた高断熱浴槽などもありますので、気になる方は断熱素材でメーカーや商品を選んでもよいと思います。

3-3 お手入れが楽になる

お風呂は、水垢・カビ・結露・排水溝などどうしても汚れが付きやすい部屋になります。しかしユニットバスはそれらの汚れのもとが付きにくく、さらに掃除がしやすい素材でできています。排水溝の掃除のしやすさもどんどん楽になっていますので、お手入れの仕方も要チェックです。

3-4 工期が短い

 

浴室は在来浴室とユニットバスがありますが、在来浴室は、施工現場でコツコツと作り上げていく工法になります。タイル貼りを終えたら養生期間がかかるためどうしても工期が長くなりがちです。一方ユニットバスは各パーツは工場で作られ、現場の組み立ては一日で終わります。コーキングの養生期間は1日で在来浴室に比べ工期が短い特徴があります。

4.ユニットバスに交換するデメリット

4-1 費用がかかる

工期が早い分、在来浴室に比べ費用が高くなります。ユニットバス単体の価格にもよりますが、価格の幅が大きいのもユニットバスの特徴です。在来浴室からユニットバスにする場合は、在来浴室の解体費用もそれなりにかかります

4-2 規格寸法が決まっている

工場でパーツを生産する都合上、規格寸法が決まっていることが多いです。1216(0.75坪)、1616(1.0坪)、1620(1.25坪)など。少し大きい場所に設置すると無駄な空間が出来てしまう場合があります。そんなときは、タカラスタンダードのぴったりサイズという商品があります。25ミリ刻みでオーダーすることが出来るので無駄な空間ができません。そのかわり少し割高になります。

4-3設備の後付けが難しい

ユニットバスは後から手すりを取り付けたり、暖房換気乾燥機を取り付けたり、窓を取り付けたりすることが難しくなります。費用も割高になってしまったりしますので、採用する場合は後付けすることがないよう、計画の段階からよく考えましょう。

5.お風呂リフォームの工事費用と期間

5-1 ユニットバスからユニットバス

 

費用 50~150万円
工期 4日前後

 

5-2 在来浴室からユニットバス

費用 70~200万円
工期 7日前後

 

グレードの高いユニットバスを設置したり、浴室工事と一緒に断熱工事・シロアリ工事・洗面脱衣室などの工事を同時に行う場合や、浴室を違う場所に移動したり、広くしたり、給排水工事やガス工事などの工種が増える場合、費用が高くなったり工期が長くなったりします。

5-3 オプション工事

 

ユニットバスを設置する際には、いろいろなオプションをつけることができます。後から取り付けることは難しいので、ユニットバスにするときに一緒に検討しましょう。

 

内容  追加料金
手すり・握りバー  3,000~30,000円/本
追い焚き機能  15,000~40,000円
給湯器交換が必要な場合は+200,000円~
暖房乾燥機  30,000~400,000円
テレビ  30,000~140,000円
ジェットバス 
150,000~300,000円

費用は目安になりますので、希望メーカーで確認しましょう。

6.お風呂リフォームの注意点

6-1 商品代の他に工事費用がかかる

よく新聞のチラシなんかに「ユニットバス39.8万円!」なんて広告を目にします。それをみて39.8万円でユニットバスにできる!!と勘違いしてしまう方がおられます。浴室のユニットバスの工事は、ユニットバスの商品代+工事費になります。必ず工事費用も含めた見積書をもらって検討しましょう

6-2 給湯器の交換も考える

在来浴室からユニットバスに交換する場合、追い炊きがついていなかったなんてことも。いままで追い炊きがついていなかったから、いらないと思われた方はちょっと待ってください。給湯器の追い炊き機能のほかに「自動湯張り機能」というものがあります。これは、浴槽のフタをして給湯器のスイッチ「自動湯張り」を押すと、決まった温度と量でお風呂を入れてくれるとても便利な機能です
また、今までガス給湯器だったけどエコキュートに変えたい、なんてときも交換する絶好のタイミングです。

6-3 リフォーム中のお風呂はどうすれば?

リフォーム中は当然のことながらお風呂に入れません。工事中のお風呂をどうするか考えておく必要があります。

 

6-3-1 銭湯

 

一番は何といっても銭湯です。最近は銭湯は少なくなりましたが、スーパー銭湯や、温泉なんかにいくという方法もあります。普段銭湯に行かない人は新鮮な気持ちで銭湯ライフを満喫できるかも。

 

6-3-2 もらい湯

 

近所に住む家族や友人にお風呂を借りるという方法もあります。お風呂を使用しても問題ない時間帯など話し合っておくことが大事になります。親しき中にも礼儀あり、御礼をすることを忘れずにしましょう。

 

6-3-3 スポーツジム

 

スポーツジムにはシャワールームが併設されていることが多いです。さすがに浴槽があるところは少ないでしょうが、日ごろの運動不足解消と日中の汗を流せばこれまた新しい日常が始まるかも。

 

6-3-4 仮設バス

 

浴室を含めた大規模リフォームやリノベーションの場合、長期間の工程が組まれることもあります。中には1カ月お風呂に入れなかったり、完成まで入れない場合もあるかと思います。自宅敷地内に余裕があれば仮設のお風呂やシャワールームを設置することも可能でしょう。

7.各メーカーのユニットバスの特徴

7-1 LIXIL

https://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/unit/

 

7-1-1 リデア

リデア

私らしさが見つかる、バスルーム。ライフスタイルも、くつろぎも、住人十色。リデアなら、あなたのライフスタイルにぴったりのバスルームが見つかります。
1216 820,000円~
1616 890,000円~

 

7-1-2 スパージュ

スパージュ

打たせ湯や肩湯などお風呂でリラックスしたい、癒しの空間で快適なひと時を
1216 1,096,000円~
1616 1,136,000円~

7-2 タカラスタンダード

https://www.takara-standard.co.jp/product/system_bath/

 

7-2-1 ミーナ

ミーナ

基本性能は維持しつつ、ホーローの壁やパーフェクト保温もしっかりある、安価なのにしっかりしたシステムバス
379,000円~

 

7-2-2 エメロード

エメロード

浴槽はステンレス、床は磁器タイルを採用。汚れにくさと洗いやすさにこだわったシステムバス
512,000円~

 

7-2-3 レラージュ

レラージュ

キープクリーン浴槽のアクリル人造大理石は、汚れの付きにくさは業界トップクラス。高級な色目も取りそろえ、バスライフを一段高くしてくれます
684,000円~

 

7-2-4 プレデンシア

プレデンシア

キングオブバスとよばれる鋳物ホーロー浴槽は日本、いや世界最高傑作といえます。贅を尽くした最高級システムバス、それがプレデンシアです。
1,038,000円~

 

※LIXILとタカラスタンダードでは価格設定が異なります。詳しくは販売店までおたずねください。

8.まとめ

お風呂のリフォームはそんなに頻繁にするものではありません。新築してから1度やるかどうかというものではないでしょうか。そんなたった1回の浴室リフォーム。絶対に失敗したくないですよね。新築のときは選べなかったオプションや、これからのことを考えてバリアフリーにしたり手すりをつけたりも忘れずに。予算の都合もあるとは思いますが、後で後悔しないように、付けたい機能などは思い切って盛り込むほうがよいかと思います。
ではよいバスライフを!

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