和のイメージを住宅に取り込もう
2020年04月11日
和のイメージを住宅に取り込もう
こんにちは。
ギフトホーム代表の佐竹です。
今回のお話は「和」。
日本の伝統建築である和風建築について
考えていきたいと思います。
根強い人気「和風モダン」
和風モダンとは、外装に瓦や白壁、内装に無垢材や白壁・珪藻土、畳や障子・襖などの和テイストの建具や家具を積極的に取り入れたデザイン。和の伝統と欧米のモダンスタイルを融合させたもので、温もりがありながら、静けさやさわやかさを追求したデザイン手法の一つである。とされています。
和風モダンとは、「和」という日本らしさをもっているのですが、欧米のモダンスタイルを融合させているのが特徴です。ですから、和風建築とも少し違ってきます。
和風建築というと上記のように、屋根は瓦で外壁は漆喰などの塗壁や木貼り、内装は無垢材を貼った廊下、居間は畳敷きで壁は真壁の柱が見せてあり壁には珪藻土が塗られる。扉は襖や障子で揃えられ、欄間には装飾が施されたりします。天井は目透かし天井が貼られたりといった、神社仏閣の作りに代表されるような造りに特徴があります。
しかし、現代の住宅事情はやはり時代とともに変化していて、瓦からガルバニウム鋼板になったり、外壁もガルバやサイディングが貼られます。内装は無垢板はあるにしても、合板のフローリング材を貼ったり、畳の部屋は縮小していき中には和室がないなんて家も珍しくありません。外観は和風であっても、部屋の中には洋間があり、近代的なLDKがある家が増えてきました。いわゆる和洋折衷の住宅が作られていきました。
日本の建築は独自の進歩をしていて、工期の短縮や耐震性の向上、施工性向上などによってどんどん工法が変化していきます。その中で日本の伝統的な和風建築がどんどん少なくなってきています。ただ、やはり日本人は畳がないと寂しい。せっかく日本人なのだから住宅にも日本らしさが欲しいと思うのは誰でも感じるものです。
和風モダンはそのような考え方から生まれました。欧米風のデザインをベースにして日本らしい自然素材などを生かした造りで和風モダンを形作っています。リビングに掘りごたつや囲炉裏を設置したり、壁材に漆喰や珪藻土などの塗壁にしたり、床の間のようなスペースを作るなど、和風テイストを少し入れてやるだけで、懐かしいような、落ち着いた空間にしていくのが和風モダンスタイルです。
少しの工夫で和風モダンスタイルを
和風モダンスタイルは、欧米のデザインをベースにしながら、日本の伝統である木材を積極的に取り入れることで取り入れることができます。
玄関や家の中の間仕切りなどを格子にすることにより、開放感がありつつも空間を意識したメリハリが出るなど少しの工夫で大きな効果が出ます。格子にも色々とデザインがあり、縦格子、横格子、升目格子、菱格子など、用途や好みによって選択できます。
梁出し天井も和風モダンスタイルの定番と言えるでしょう。日本では古民家でよくみられる梁天井。古民家では大きな一本梁を大胆に通すことで主張あるデザインですが、現代の住宅では構造計算で導き出された梁を均等に並べ天井の板を貼らずそのまま見せるスタイルが多いのが特徴です。中には解体した住宅の大きな梁を再利用して新しい家のシンボルにする人もいます。梁出し天井は、無垢の一本木を使用しなくても、米松や集成材でも和風テイストに仕上がりますから、コスト的にも考える余地はありそうです。
こだわりの中に和風モダンはいかがですか?
画一的な建売住宅などは、窓のない玄関扉に内装は壁天井はクロスで床は合板のフローリング。住むのに何も問題はないのですが、何か面白みがない。注文住宅なら日本特有の木材住宅を存分に発揮し、木材をより魅せるデザインを取り入れるだけで雰囲気がガラッと変わります。アクセントで設置する床の間や段違いの和室畳スペースなどアイデアを具現化していけば自分らしい帰ってくるのが楽しみな空間になります。逆にいえばそんな「帰りたくなる家」を創るために和風モダンスタイルを取り入れることをおススメしています。ちょっとしたアイデアもちゃんとしたキャドで細かく再現できますから、ぜひあなたのこだわりを家づくりに含めて頂きたいと思います。
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