リフォーム・リノベーション・建て替えの違いは?
2022年04月16日
202リフォーム・リノベーション・建て替えの違いは?
とても大きくて、広くて、立派な住宅でも、時が経てば劣化は避けられません。住宅が痛んだ場合にはその都度修理を行う必要があります。しかし、修理には大まかには原状回復・リフォーム・リノベーション・建て替えなどの選択肢があります。では家を修繕したい場合にどのようにするのが正解なのでしょうか。10年、20年、30年経過すれば当然住宅は古くなっていきます。必ずどこかは修理が必要になってきます。これは何も自分が建てた家の場合のみならず、親の住居を相続した場合にも当てはまります。当社への相談もこのケースの相談が多くなっていて、「リフォームやリノベーションをしたほうがいいのか、建て替えたほうがいいのか」というお言葉をたくさんいただいております。
リフォームとリノベーションってどう違うの?
リフォームとリノベーション、言葉は似ていますが、どう違うのでしょうか。これは同業者でもごっちゃにしてしまっている人もいるくらいです。では言葉の定義を簡単に説明しましょう。
リフォーム
一般的に、老朽化した建物を新築の状態にすることをいいます。経年劣化し、マイナスの状況の家を元の状態に、新築同様の状態に戻すことをいい、「原状回復」などと言われたりします。老朽化したり、壊れたり、汚れたりした建物や部屋を新築同様の状態に戻します。
リノベーション
リノベーションとは「革新・刷新・修復」を意味します。リフォームに比べて大規模な改修工事を行うことで、新築時とは異なった状態にすることで新たな価値を創造します。もとの新築時の間取りなども変更してまさに新しい空間として刷新することをいいます。大雑把に言ってしまえば、「間取り変更を含めた大規模リフォーム」と言えなくもありません。
このようにリフォームとリノベーションは目的や規模が明確に異なるため、現在の住宅の状況を確認したうえで、どの程度の住宅改修が必要になるのか、また、自分や家族がどの程度の改修をしたいかによって判断が分かれるところです。古くて傷んだ住宅の部位を新築時のようにしたいのであればリフォームを、新築したころとは違うより良い改修を望むのであればリノベーションを選択することになります。リフォームにするのがいいか、リノベーションしたほうがいいのか迷う場合は建築家と相談して判断することも良い選択だと思います。
建て替えよりも増改築のほうがお得なの?
リフォームやリノベーションによる住宅改修で古くなった家の見た目がよくなり、住みやすくなる。機能も改善するのですが、住宅改修にお金をかけるのであれば、「いっそのこと建て替えたほうがいいんじゃないか?」と思われる方もみえるでしょう。では建て替えよりもリフォームやリノベーションがお得な面を挙げましょう。具体的に建て替えよりも増改築したほうがお得な理由は次の2点です。
1.建て替えよりも増改築の方が低予算
リフォームやリノベーションは、既存の住宅の土台部分を残して工事するため、全部解体して建て直す、建て替えに比べて低予算で行うことができます。建て替えをする場合、建物を新しく建設する費用だけでなく、解体費用も増改築に比べて割高になることもあります。また、建築確認の費用や固定資産税の費用も建て替えの場合必要になってきます。
2.古い家の良さを生かした増改築ができる。
増改築は元々の家の構造を残した状態で行います。大黒柱や大きな梁などはそのままにして広いリビングダイニングを作ったり、外観は既存の雰囲気を残して、室内はバリアフリーにして住みやすいようにするなど、歴史を感じる部分と最新の設備を融合させた家にすることで、いつまでも思い出とともに暮らせる安心感があります。
家の状況、自分と家族の状況を考えて建築家に相談をするといい
リフォームとリノベーションのどちらを選択するのかは家の傷み具合やライフスタイルによって変わってきます。「外壁塗装したい」「浴室やキッチンを改修したい」ということであればリフォームを選択することになります。今後家族構成が大きく変わらないのであれば、大規模な改修のリノベーションは必要ないかもしれません。お風呂だけ、キッチンだけ改修するリフォームで十分その後の生活がよくなることもあります。
これに対して、「子ども部屋をもう一つ作りたい」「親と同居するために二世帯住宅にしたい」「広いLDKにしたい」など住宅を大きく変化させたいという場合はリノベーションを選択することになります。家族構成に変化があったり、間取に不満があったり、ライフスタイルが変わったりする場合にはリノベーションにするのがよい選択になります。
増改築は建て替えに比べて多くのメリットがあります。しかし、リノベーションなどの大規模な工事が必要となる工事は一般的な住宅ローンが使えないなどのデメリットもあります。ただし、省エネ・耐震リフォーム・バリアフリー化などの条件が合致すれば助成金などがでるケースもあります。費用のことも含めて、自分や家族の生活に合わせた住環境を選択するためにも、信頼できる建築家に相談してみることが近道かもしれません。
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