どの場所で建てる?土地の選び方
2020年05月02日
どの場所で建てる?土地の選び方
都市部と郊外どちらで建てる?
土地がない人にとって、マイホームを建てようと思ったときに、
「どこで建てよう」
と考えます。
実家の近くがいいのか、奥さんの実家の近くがいいか、勤務先に近いほうがいいのか、都市部がいいか、郊外がいいか。
駅に近い都市部は買い物に行くのも通勤するのにも便利で活気があります。しかし都市部は土地の値段が高いうえに土地の広さが狭い。しかもなかなか物件が出てこない。一方郊外は土地の値段が比較的安く広い土地を探すことが出来ます。都市部、郊外のそれぞれのメリット・デメリットを考えてみたいと思います。
何かと生活がしやすい都市部
大都市圏では当然のことながら、地方でもやはり主要駅周辺というのは人気があるもの。都市部は利便性が高いのはいうまでもありませんが、そこに住むことがブランドというかステータスにもなったりします。都市部は地価も高く資産価値も高いです。もし都市部で土地を購入し、家を建てたとします。その後なんらかの都合によりその家と土地を手放さなくなった場合でも都市部は値が下がることはほとんどなく、場合によっては買った値段よりも高く売れたりもします。
それと何といっても生活のしやすさ。近くに学校や病院、公共施設があり、車がなくても徒歩で生活ができてしまいます。電車やバスも充実しており、少し遠くにいくのも車がなくても大丈夫です。スーパーやコンビニ、商店が近くにありますから、生活するうえでの利便性はとても高いといえます。
都市部のデメリットとは?
ズバリ都市部のデメリットは、「土地代の高さ」。住宅にかかる建設費用は都市部でも郊外でもそれほどかわりませんが、土地代だけは別枠でかんがえなければなりません。土地の価格が高いですから、坪数が少ない狭い土地にせざるを得ない場合もあります。(選べるほど土地もありません)。総予算を考えたとき土地の価格で、都市部にするか、郊外にするかを天秤にかける方も多いでしょう。
広さと自由度がメリットの郊外
郊外を選択するメリットは、土地の価格の安さ。坪単価当たりの価格が安いですから、広い土地も選択肢に入ります。また、郊外では坪単価が設定されておらず、ただ単に価格だけが提示されている土地もあります。そのメリットである土地の広さを存分に生かした広い家、例えば贅沢な平屋建ても視野に入りますし、駐車場や趣味の庭を存分に楽しめるスペースもとれるでしょう。
子どもも外の庭で遊べるし、家庭菜園だってできる。車庫入れを緊張せずに出来ます。自然環境が良いという点で子育ての環境にもとてもよいといえます。
郊外のデメリットは交通アクセス
郊外のデメリットは、ズバリ交通利便性の悪さです。電車やバスがなかったりするため、車がないと移動が難しくなります。近くにスーパーやコンビニがあればいいのですが、もしなければ週末に買いだめするなどの工夫が欠かせません。通勤や通学も都市部へ通えばそれなりに時間がかかります。特にお子さんの高校、大学の通学が困難になった場合、下宿することも考えなければなりません。
自分にあった土地(環境)を選択しよう
お分かりのように、都市部と郊外、どちらの方が良い悪いがあるわけではありません。結局は住むあなたのご家族がどんな住環境を望むのかという一点に尽きます。
都市部は土地が高くて狭いから、狭い家しか建てられない、と考えがちです。しかしその土地にあった間取りを工夫することで狭い土地でも希望の間取りをかなえることは不可能ではないでしょう。
郊外の場合も、交通利便性を犠牲にするのは仕方がないと考えてしまいがちですが、郊外でも駅やバス停からそれほど離れてなかったり、通勤の帰り道にスーパーがあるなど、いろんな面からその土地を眺めてみると、これまたよい物件が見つかります。
平日は通勤通学の面から、休日は趣味などライフスタイルに合わせて土地も考えましょう。もちろん、資金面と天秤をかけるのも悪くはありません。都市部へのアクセスもよく、ほどよい住環境という土地ももちろんあります。そう考えると土地探しもワクワクしてきます。
土地探しと同じように大事なのがもちろん家づくり。その土地に合った間取りにすることで、その土地をより魅力的にすることもできます。どこの場所でも画一的な間取りではなく、その土地にあった間取りの提案ができる建築家にお願いするのがよいですね。
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