キッチン・浴室・トイレ、設備選びで後悔しないために

2025年05月25日

毎日使う場所だからこそ
〜キッチン・浴室・トイレ、設備選びで後悔しないために〜

私はこれまで、何十件というご家族と一緒に家づくりに
関わってきました。
その中でよく耳にするのが、「ここだけはもっと
こだわっておけばよかった」という声。

特に多いのが、キッチン・浴室・トイレといった
水まわり設備に関する後悔です。
家の中でも使用頻度が高く、生活の快適さを大きく
左右する場所だからこそ、選び方が重要になります。
今回は、設備選びの際に気をつけたいポイントを
３つの視点からご紹介します。

キッチンは“使う人”のスタイルに合わせて選ぶ

キッチン設備はデザインや最新機能に目がいきがちですが、
本当に大切なのは**「どんなふうに料理するか」**
という日々の行動に合っているかどうかです。

たとえば、料理好きの方なら作業スペースが広く、
収納力のあるL型キッチンやアイランド型が重宝します。
一方で、共働きで時短が重要なら、食洗機や自動水栓、
掃除しやすい天板素材などの機能性が活きてきます。

また、コンロはガス派かIH派か、収納は引き出し型か棚型かなど、
“普段の動作”をイメージすることが後悔のない選択につながります。

浴室は“リラックス”と“掃除のしやすさ”のバランスがカギ

一日の疲れを癒す場所である浴室は、**「快適さ」と
「メンテナンス性」**をバランス良く考えることがポイントです。

たとえば、断熱浴槽や浴室暖房乾燥機があると、
冬場でも快適なバスタイムが叶います。
また、壁や床材を水はけの良い素材にすることで、
カビの発生を抑え、お掃除の手間を軽減できます。

最近はスマホ連動の自動お湯はり機能やミストサウナ、
浴室テレビなどの設備も人気ですが、
ライフスタイルによっては「掃除の手間が増えた…」という声も。
“今後の暮らしに合った機能かどうか”を見極めることが大切です。

トイレは“清掃性”と“使い心地”を優先しよう

トイレは家族みんなが毎日何度も使う場所。にもかかわらず、
軽視されがちな場所でもあります。
しかし、選び方ひとつで暮らしの快適さがぐっと変わります。

たとえば、便座の高さやフタの自動開閉機能、
節水機能の有無など、細かい部分にも注目してみましょう。
また、汚れにくい素材や、タンクレスタイプで
見た目スッキリ・掃除もラク、といったタイプもおすすめです。

さらに、2階にもトイレを設ける場合、音漏れ対策
（壁の厚さや配置）にも配慮すると、夜間の使用時も安心です。

設備選びは「実際の暮らし」を軸に

家づくりは、つい見た目や最新のカタログに目が行きがちです。
けれども本当に大切なのは、“自分たちの暮らしに合っているか”。

水まわりは毎日使うからこそ、ほんの少しの使いづらさが
ストレスにつながります。
逆に、自分たちの生活スタイルにぴったり合った設備は、
暮らしの満足度をグッと引き上げてくれます。

私たち工務店では、お客様の生活スタイルやご希望を
しっかり伺ったうえで、最適な設備選びをお手伝いしています。
カタログやショールームでは分からない“リアルな使い勝手”も、
現場の視点からお話しできますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。

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