峠　司馬遼太郎

2021年03月01日

こんにちは。

代表の佐竹です。

本のご紹介をします。

司馬遼太郎

峠

です。

峠の主人公は

長岡藩　河井継之助　です。

明治維新が起こる、戊辰戦争、

その越後での戦いが

北越戦争と呼ばれています。

河井継之助は、藩の財政を立て直したり、

今後の戦争のために最新の武器を買い集めたりと、

その着実な思想と未来計画がしっかりとされていた人物です。

結局、河井継之助率いる長岡藩は、明治新政府、徳川旧幕府

そのどちらにも付かない中立という選択をするのですが、

新政府側との交渉が決裂し、新政府との闘いが始まってしまうのです。

河井継之助というと、

どうしても北越戦争が有名なのですが、

私は藩財政改革について

とても印象に残りました。

河井継之助はそれまで、

すごく遊び人だったのですが、

藩財政を担当した途端に、藩の組織の改革や、

慢性化していた賄賂・賭博・遊郭を禁止または廃止。

武士による不当な取り立てや株の特権なども解消しました。

遊郭の禁止令を施行した際、それまで遊郭の常連だった

継之助のことを揶揄して

「かわいかわい（河井）と今朝まで思い今は愛想もつきのすけ（継之助）」

と詠われるところは、どうも河井継之助らしいエピソードです。

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