気密試験って何ですか?
2023年02月26日
気密試験って何ですか?
ギフトホーム佐竹です。
本日は、岐阜SW会による
ZOOM勉強会
家づくり教室の日でした。
家づくりに役立つ情報を
各教科に見立ててお伝えする、
とても分かりやすい勉強会です。
ZOOM参加できますので、
お家でオンライン受講が
スマホで出来ますので、
今後も定期的に行いますので
ぜひ受講していただきたい勉強会です。
さて、本日は気密について
現在建築基準法では、
気密に関する項目はありません。
先進的な自治体などは
独自の規格を設定しているところもあります。
鳥取県などですね。
https://www.pref.tottori.lg.jp/308449.htm
というわけで、ほとんどの住宅会社では
気密測定は行いません。
「気密測定なんていらない」
とまで言い切ってしまう住宅会社もあります。
いや、気密測定という言葉を知っているだけでも
まだマシ。
知らない住宅会社や営業マンもたくさんいます。
この気密という性能基準を設けているのと
設けていないのでは住宅の快適さに
相当な違いが出てしまいます。
気密がとれているかどうかは
一見しただけでは分かりません。
プロが見ても分かる範囲と
分からない範囲があります。
逆にいうと見ただけで
気密が取れていないのが
分かるくらいだと話にならないくらい
気密はとれていません。
C値が1.0以下となると
もうほぼ目で見えません。
それほどの小さな隙間を
探さなくてはいけません。
測定装置を稼働させて
初めて隙間の存在が
分かるくらいでないと
気密はとれていないわけです。
この作業は相当シビア。
かすかな空気の流れを
キャッチして隙間を特定
します。
ここまでの作業をして
初めて気密試験に合格できます。
気密試験の存在を知らないと、
このようなことも分からないまま
家が完成してしまいます。
当然、すきま風などに
悩まされてしまう家になってしまいます。
これは弊社のHPのQAが
閲覧数がぶっちぎりの1位で
あることが物語っています。
意外に悩む、コンセントや電気スイッチからの
隙間風の原因と対策について。
https://gift-home.net/qa/post-14382
最近、高断熱住宅というキーワードが
高い関心をしめされています。
高断熱住宅であれば、
暖かくて、快適な健康的な
暮らしができると当然思います。
しかし、気密性能が悪いと
せっかくの断熱性能の能力を
充分発揮できません。
暖房をかけても足元が寒い。
体感で暖かく感じるまで
暖房すると部屋が乾燥します。
乾燥するから加湿する。
加湿された空気が気密のとれていない
外皮に流れていく。
外皮に結露が起こり、
カビの原因になってしまいます。
世の中、高断熱住宅といわれる家は
多くなってきました。
しかし本当に快適な家となると
それほど多くはありません。
高断熱住宅という言葉に
騙されてはいけません。
気密性能が担保されて
はじめて高断熱が活かされる
のです。
この概念が普及する頃、
日本の住宅環境が
よくなっていくと思います。
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高気密高断熱高耐震の家
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