50年後の住宅の価値を決めるもの
2023年06月17日
50年後の住宅の価値を決めるもの
ギフトホーム佐竹です。
本日は、午前中雑用をこなして
おりました。昼食時比較的時間が
あったため、輪之内町にある
寅ちゃんラーメンに行ってきました。
寅ちゃんラーメンはゴマラーメンという
ラーメンがありよく食べます。11時半頃に
行ったのですがすでに店内は満員で、
それからもどんどん人が入ってきました。
とても人気店ですね。冷やし中華ならぬ、
冷やし担々麺などがありましたが、
今回は違うものを注文したので
次回は冷やし担々麺に挑戦してみたいと
思います。
寅ちゃんラーメン
https://goo.gl/maps/EH5NNRrd56QKCNMx9
さて本日は、
国の住宅政策について。
日本の住宅事情は、大まかにいうと
国に管理されています。建築基準法に
始まり、各種補助金の決定は、
基本的に国が決めているからです。
住宅ローン減税や、固定資産税の
減税、省エネ補助金や、リフォーム
補助金など、住宅を取得しやすい
政策や、現在所有している物件の
改修に係る補助金まで国のお金、
つまり税金で政策が行われます。
国の政策ですから、すべてがしっかりと
論理的に組み入れ組み立てられて
いるものばかりです。しかし中には、
やっていることがバラバラなものも
たまにあることがあります。
中古住宅が増えて困るから、
住宅ストックに関する政策があります。
その一方で、いずれ中古住宅になる
新築住宅に対する、甘い住宅ローン
減税などが、長年そのままの政策で
続けられてきました。
住宅ローン減税は、これから住む住宅を
取得する人のために設けられた減税措置です。
今まではこの住宅ローン減税は、
ほぼどのような住宅でも建てることがOKでした。
基本的には建築基準法に則って、
建築確認申請し、完了検査を
受ければ住宅ローン減税を
受けることができます。
この建築確認申請には、今までは、
断熱性能に関するものがありません
でした。2022年から省エネの説明
義務化が始まりましたが、あくまで
努力目標で、適合義務化では
ありませんでした。
2025年から省エネ性能の適合
義務化が始まります。ようやく
全ての住宅が断熱性能の最低
基準を満たすことができるように
なったのです。
しかし裏を返せば、2025年までは、
断熱性能を満たしてない 住宅が
たくさん建てられていることになります。
これらの住宅はいずれ住宅ストック
市場になりますから、あまり品質の
よくない住宅がストック市場に
流れることになります。
国もすぐには断熱基準を上げることが
できない事情があったのでしょうが、
これからようやく住宅の断熱性能を
上げることができ、住宅のストック市場も
品質のいい住宅が多くなってくるのでは
ないでしょうか。
現に、長期優良住宅制度が平成21年
より始まっており、毎年、新築住宅の
約3割が長期優良住宅の認定を
取得しています。
また住宅ローン減税においても、
今後は省エネ性能を伴わない住宅は
住宅ローン減税を受けることができない
ばかりか、その断熱性能の基準に応じて
住宅ローン減税に対応できる金額が
変わることも決定しています。
2030年には、断熱性能の基準が
今よりも、もう少し基準が上がります。
そうなりますと2030年以降に建てられた
住宅の住宅ストックはかなり品質のいい
住宅が市場に集まることになります。
その頃の中古住宅市場がどうなっているのか
わかりませんが、今現在よりも中古市場は
活況していると思われます。
それともう一つ、2025年以降に建てられた、
断熱等級のよい長期優良住宅もあれば、
最低基準の耐震等級、断熱等級で
建てられた住宅も存在するということです。
住宅は見た目だけでは判断できません。
これからは耐震等級や断熱等級まで
記載された新築当時の書類の保管は
必須になると思われます。しっかりと
作成された書類の有無で今後その
住宅の価値も変わってくると思います。
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