室内に物干しスペースを設ける

2024年08月03日

室内に物干しスペースを設ける

日々の生活において、
洗濯物を干す場所は大きな悩みの一つです。
特に日本では、梅雨時や冬場など、
外に干すのが難しい季節が多いです。
さらに、花粉症の季節や、
共働きで外干しの時間が
取れない家庭など、
さまざまな理由から室内に
物干しスペースを設ける必要性が
高まっています。

室内物干しのメリット

室内物干しの最大のメリットは、
天候に左右されずに洗濯物を
干すことができる点です。
突然の豪雨や雪に備える
心配がなくなり、
安心して洗濯物を干すことができます。
また、花粉や有害物質を
避けるためにも有効です。
さらに、外干しが難しい共働きの家庭や、
人目が気になる場合でも
プライバシーを保ちながら
洗濯物を干すことができます。

室内物干しの種類

室内物干しにはさまざまな種類があります。
ここでは、代表的な3種類をご紹介します。

竿が昇降するタイプ
例えば、Panasonicの「ホシ姫サマ」などは、
普段は天井に収納されており、
使用する時に手元まで降りてきます。
干し終わったら再び天井近くまで
上げることができます。
このタイプは、リビングや洗面室、
階段ホールなど、
さまざまな場所に設置可能です。
リフォームに便利な
天井直付けタイプもありますし、
電動タイプなら椅子に座って
干すこともできます。

着脱式タイプ
川口技研の「ホスクリーンスポット型」
などは、本体の厚みが13mm程度で、
見た目はダウンライトのように
目立ちにくいです。
金具と竿を簡単に取り付けることで
物干しスペースになります。
すっきりした見た目で
和室や斜めの天井にも設置可能ですが、
ポールや竿の置き場が必要です。
常設しておき、必要な時だけ
取り外す使い方が一般的です。

ワイヤー式タイプ
森田アルミ工業の「PID4M」などは、
ワイヤーを引き出し、
反対側の壁に取り付けた
受け金具に引っ掛けてロックする
タイプです。
ワイヤーは最大4mまで伸ばせ、
10kg程度の洗濯物を干すことができます。
小型で柱や小壁、
マンションの梁下などにも設置可能です。
一時的に室内に物干しを
増やしたい時に便利です。

設置時の注意点と豆知識

室内物干しを設置する際には、
洗濯動線に注目することが重要です。
洗濯機から物干し場までの動きを考え、
家事の負担を軽減する配置にすると
良いでしょう。
また、サーキュレーターや
除湿器を活用することで、
洗濯物の乾きが早くなります。
LIXIL製のエコカラットなどの
調湿建材を取り入れることで、
気になる匂いも抑えられます。

室内に物干しスペースを設けることは、
快適な生活を送るための重要な要素です。
自身のライフスタイルに合った
物干しの種類を選び、
洗濯動線やサーキュレーター、
調湿建材などを組み合わせることで、
より効果的な物干しスペースを
作りましょう。