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土地を感覚で選ぶ人は要注意

土地を感覚で選ぶ人は要注意

 

「日当たりが良さそう」「便利そう」だけで決めていませんか?

家を建てようと思ったとき、多くの人がまず考えるのが「どこに建てるか」です。

土地を探していると、

「ここは日当たりが良さそう」
「道路が広くていいな」
「学校にも近いし便利そう」
「この土地、周りの環境が良いな」

と、第一印象で気に入る土地が見つかることがあります。

もちろん、直感は大切です。

しかし、土地は「なんとなく良さそう」という感覚だけで決めてしまうと、後から思わぬ問題に気づくことがあります。

土地は、建物のように後から簡単に交換することができません。

今回は、土地を選ぶときに「感覚」以外に確認しておきたいポイントについて考えてみます。

 

 

■「日当たりが良い土地」のはずが、家を建てると変わる?

 

 

土地を見に行って、

「南側が開けているから、日当たりは良さそう」

と思うことがあります。

確かに、南側に建物がない土地は魅力的です。

ただし、土地を見ただけで判断するのは少し危険です。

例えば、現在は空き地でも、将来そこに建物が建つ可能性があります。

また、南側に道路があっても、その道路幅や向かい側の建物によっては、思ったほど日が入らない場合もあります。

さらに重要なのが、「土地の日当たり」と「家の日当たり」は同じではないということです。

土地の形状や周辺建物、道路の位置を考えながら、実際に建物を配置してみなければ分かりません。

土地を選ぶときには、

「この土地に、どんな家を建てられるのか?」

まで考えることが大切です。

 

 

■「安い土地」が、結果的に高くなることもある

 

 

土地探しをしていると、周辺より明らかに安い土地を見つけることがあります。

「掘り出し物かもしれない」

と思うかもしれません。

しかし、土地の価格には理由がある場合があります。

例えば、

道路との高低差が大きい
擁壁や造成工事が必要
上下水道の引き込みが必要
地盤改良が必要になる可能性がある
敷地の形が特殊
接道条件などの確認が必要
古い建物や工作物が残っている

などです。

土地そのものが安くても、家を建てるために数百万円単位の追加工事が必要になれば、結果として「安い土地」ではなくなることがあります。

ですから、土地価格だけを比較するのではなく、

「土地を買って、家を建てられる状態にするまでに、全部でいくらかかるのか」

を見ることが重要です。

 

 

■「広い土地」だから良いとは限らない

 

 

土地を選ぶとき、

「少しでも広いほうがいい」

と考える人も多いでしょう。

確かに、広い土地にはメリットがあります。

庭を広くしたり、駐車場を増やしたり、将来的な使い方の自由度も高くなります。

しかし、広ければ必ず良いとは限りません。

土地が広くても、形が細長かったり、道路との位置関係が悪かったりすると、希望する間取りを入れにくいことがあります。

反対に、面積がそれほど大きくなくても、形が良く、道路との位置関係が適切なら、暮らしやすい家を建てられることもあります。

土地を見るときには、

「何坪あるか」だけでなく、「その土地をどう使えるか」

を見るようにしてください。

 

 

■「今、静かだから」だけで判断しない

 

 

土地を見に行くとき、できれば一度だけではなく、時間帯を変えて周辺を確認することをおすすめします。

昼間は静かな場所でも、朝夕は交通量が多いかもしれません。

平日は静かでも、休日になると周辺の施設が混雑するかもしれません。

また、近隣の道路についても、

「通勤時間帯は車がどれくらい通るのか」

「子どもが歩く場合、安全な道なのか」

などを実際に確認すると、土地の印象が変わることがあります。

できれば、

平日・休日、朝・昼・夕方

など、複数の時間帯に見てみると安心です。

これは地図やネットの情報だけでは分かりにくい部分です。

 

 

■「土地を買ってから家を考える」はおすすめしません

 

 

土地探しで最も注意してほしいのが、

「まず土地を買って、それから家を考えよう」

という考え方です。

もちろん、条件の良い土地が先に見つかることもあります。

ただ、土地と建物は切り離して考えないほうがいいでしょう。

例えば、

「南向きで日当たりの良い土地を買ったけれど、希望していた駐車台数を確保すると、思ったような間取りにならなかった」

「土地は安かったけれど、造成や地盤対策などで予算を使い、建物にかけられるお金が少なくなった」

ということも考えられます。

土地を購入する前に、

「この土地なら、どんな家が建てられるのか」

を確認しておく。

そして、

土地+建物+諸費用+外構などを含めた総額

で資金計画を考える。

これが土地選びで非常に重要です。

「好き」という感覚は大切。でも、最後は数字と事実で確認する

土地選びで「直感」を否定する必要はありません。

「なんとなく好き」

「この場所で暮らしたい」

という感覚は、長く暮らす場所を決めるうえで大切なものです。

ただし、

「好きだから買う」ではなく、「好きだけど、本当に問題はないか?」と一度確認する。

これが重要です。

土地の価格だけでなく、形状、道路、上下水道、地盤、高低差、周辺環境、法的な条件、そして実際にどんな家が建てられるのか。

一つひとつ確認していきましょう。

土地は、単体で良いか悪いかを判断するものではありません。

「その土地に、自分たちが望む家を建てて、そこで長く快適に暮らせるか」

という視点で見ることが大切です。

気に入った土地が見つかったときほど、少し冷静になって確認する。

「この土地、本当に自分たちの家に合っているだろうか?」

その一呼吸が、何十年も暮らす家の後悔を減らしてくれるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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