失敗しない家づくりで大切なこと04
2022年08月06日
失敗しない家づくりで大切なこと04
前回は住宅ローンの金利のお話、
「固定金利」についてお伝えいたしました。
今回はもう一つの金利、
「変動金利」
についてお伝えします。
いつも資金セミナーでお伝えしますが、変動金利の特徴、メリットは「金利が安いこと」です。
また、変動金利は景気の変動に敏感に反応して金利が変化します。
では住宅ローンを選ぶ際、この固定金利と変動金利のどちらを選択するのか?ということになるわけですが、固定金利と変動金利はどちらが有利でお得なのでしょうか。
私自身は、現在の経済状況や金利の状況から、固定金利をおススメしていますが、どちらを選んだ方がお得なのか?ということは現時点では分かりません。
というのは、固定金利の場合は35年先までの支払総額がキッチリと計算できるのに対し、変動金利の場合は35年後の支払いが終了するまで支払総額がいくらになるのかが分からないからです。
変動金利は毎月変動しますから、1年後の金利が分からないばかりか、30年後の金利なんて分かるはずがありません。これは私だけでなく、銀行マンでも、財務省の役人でも分からないでしょう。
ですから、現時点での変動と固定のどちらがお得なのかを比べることはできないのです。
でも、変動金利とは何なのかをしっかりと知ったうえで比較検討することが大事です。なので今回は変動金利について具体的にお伝えします。
変動金利は、毎月変動していきます。毎月毎月金利が変わるのですが、住宅ローンで変動金利を選んだ場合、半年に一回のタイミングで金利決定されます。このタイミングは金融機関によって多少違うこともあるかもしれません。
変動金利は何を基準に金利が変動しているのか?
それは以前にも書きました、「短期プライムレート」という指標があります。
短期プライムレートは、金融機関が1年以内という短期で企業(業績が優秀、財務状況が良い優良企業)に貸し出す際に適用する最優遇貸出金利(プライムレート)のことです。この短期プライムレートが上昇すると、住宅ローンの変動金利も上昇します。
では、短期プライムレートが変動する基準とは?
短期プライムレートは、日本の政策金利(無担保コールレート翌日物)に影響を受けます。政策金利が上昇すれば、短期プライムレートも上昇し、住宅ローンの変動金利も上昇します。現在日本は「ゼロ金利政策」と呼ばれる政策によって非常に金利が安くなっており、これ以上金利が下がらない状態にあります。つまり、今の金利の状態は「かなり安い状況」ということになります。
なんかすごく良い状況のように思えますが、もし政策金利が上昇した場合は変動金利はどのようになっていくのでしょうか。
次回は、
「変動金利型住宅ローンのシミュレーション」
をお伝えします。
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