工事中に変更したい場所が出てきた

2022年01月08日

工事中に変更したい場所が出てきた

本当に満足する家を建てるには？

一般的にマイホームを建てるのは一生に一度のことです。一生に一度のマイホームだから、
失敗はしたくありませんし、納得のいく家にしたいです。できれば設計の段階で、理想の間取りや、内装デザインなんかを決定したいものです。
しかし、その時はいいと思っていた、間取りやデザインも、建築確認申請を済ませ、実際に工事が始まってみて、「やっぱりここをこうしておけばよかった」何て言うてんは結構出てきます。そんな時、工事中に変更したい点が出てきた時にどうすれば良いかを考えていきましょう。

工事中の変更は、工程や金額に支障が出ます

建築確認申請を済ませ、いざ建築が始まってから、変更したい点が出てきた。もちろん、変更できる点もありますが、変更はかなり難しい場合もあります。大幅な変更は、建築確認申請を出し直す必要がありますし、基礎が終わった段階では、間取りの変更は難しくなります。しかし、コンセントの位置を変えたり、窓の位置を変えたり、外壁の色を変えるといった変更は依頼する時期によって可能にはなります。ここで変更するときの注意事項をお伝え致します。

１．追加費用が発生する

変更を伝える時期が遅すぎて、すでに材料を発注してしまっている場合、最近では返品することが困難になっているため、いらなくなった材料も買い取らなくてはいけません。そのため変更による追加費用が発生することがあります。

２．工事が長引いてしまう

最初に工事の工程表というものをもらうと思います。変更を依頼する時期や内容にもよりますが、その工程表の完成時期から後ろにずれてしまう場合があります。建築確認の変更があるような大幅な変更になると、工期も大幅に遅れることになります。

どのような変更が、いつの時期に可能なのか

具体的にどのような変更が、どのタイミングで可能なのか見てみましょう。もちろん変更したいタイミングは人それぞれなので、住宅を建てる工務店やメーカーにまず相談することが大事なのは言うまでもありません。

まず、「間取りの変更」は、できれば建築確認申請前が良いでしょう。間取りの変更によって、基礎も変わりますし、建物の木材、プレカットも大幅に変わることがあります。また、屋根材の変更は、例えばガルバニウム鋼板から瓦屋根に変えたい場合は、建築確認申請前の方が良いでしょう。「床材の材質や色」、「サッシの色」、「屋根外壁の色」は、基本的には発注前であれば大丈夫ですが、発注するタイミングは、お施主様には分かりづらいですから、変更したい場合は早めに工務店に相談しましょう。

「照明・コンセントの種類や数・位置」は、電気工事が始まる前までに伝えましょう。「キッチン・ユニットバス・洗面化粧台・トイレ」などの住設機器は、基本的な大きさは変えられませんが、細かい仕様の変更は、発注前まで可能です。これらの住設機器は納期がおよそ2週間ですから、工程表の設置時期から逆算すると良いでしょう。日本国内メーカー以外の外国メーカーの商品などを希望する場合は、納期にかなり時間がかかる場合がありますので、契約時にお伝えすることをお勧めします。

追加費用も確認しながら計画的に変更を行いましょう

住宅の仕様を変更するには、工事が始まったタイミングでもできることはたくさんあります。しかし変更する場所によっては、タイミングが合わないと、変更ができない、変更するのに追加費用がかなり発生してしまうなんてこともあり得ます。

変更については、工務店家住宅メーカーなど、どこに頼むかによっても、対応がかなり変わります。正式契約後、変更はほぼ認めないメーカーもありますし、かなり柔軟に対応してくれる工務店もあります。こだわりがある方は、変更も多くなりますから、そのあたりもどこに頼むかを決める要素にもなるかと思います。変更や追加が生じた時の、工期のズレや、追加変更費用の発生など、心配なことは常に担当者と相談しましょう。

この工事の追加変更について、メーカーや担当者によってかなり担当が変わってしまう場合もあります。丁寧に親身に相談に乗ってもらえるメーカーや担当者ならば安心できますよね。この顧客に寄り添う対応を取れるかどうかを是非契約前に見極めることが、家を建てることの大前提と言えるかもしれません。