低い天井高はセンスが必要

2023年07月11日

低い天井高はセンスが必要

ギフトホーム佐竹です。

本日は、お客様まわりをしておりました。
もうすぐ完成の現場を３件回りました。
午後からもお客様まわり。２件訪問
してきました。

さて本日は天井の高さについて。

皆さんは住宅の天井の高さについて
よく考えてみたことはありますでしょうか。

現在日本の住宅の一般的な天井高は
2400mmが標準のようです。当社でも
2400mmを基準としております。

建築基準法では居室の天井高を
2100mm以上としておりますので、
高くする分には制限はありません。

最近では天井高を高くして、それを
売りにしているハウスメーカーもあります。
ＣＭなんかでよくやっていますよね。

住宅会社の中には、居室によって
天井高を微妙に変更するところもあります。
2400mmの天井があったり、2200mmの天井が
あったりと、空間の高さを変えることによって、
雰囲気を変えることができるのです。

最近の掃き出し窓の高さは、2000mmから
2200mmの商品が多いですから、2400mmの
天井ですと、窓と天井の間に壁ができること
になります。2200mmの天井に2200mmの窓を
設置すると、床から天井まで隙間なく窓を
配置することができます。

部屋の大きさにもよりますが、天井高が高い
場合、空間を縦に感じるようになります。
この場合天井が高いので空間は大きい
はずなのに、横の広がりを感じることが
できず、逆に狭く感じてしまうこともあるのです。

吹き抜けを検討しているお家で、
天井高を低くする場合、吹き抜けと
低い天井高でコントラストが生まれ、
空間にメリハリがつきます。天井高が
高くさらに吹き抜けがあると、やたらと
大きな空間に感じられ、落ち着きが
なくなります。

天井高を2200にする場合、窓の高さを
2200にする。ドアの高さも2200にする。
そうすることで室内の一体感が生まれます。
しかし商品は標準が2000mmのものも
ありますので、全体的に少し金額が
上がることもあります。

配置する家具にも気をつけましょう。
天井高を低くした場合、ダイニング
テーブルなどを標準のものにしてしまうと、
座った時に天井からの圧迫感を感じる
こともあります。このためダイニングテーブル
などは一般の物よりも低いのがおすすめです。
このため低いダイニングテーブルや、それに
合わせた椅子も必要になりますので、
家具選びは慎重に行う必要があります。

同じように天井高を低くする場所として、
ソファーなどで腰掛けて過ごすことが多い
リビングなどはおすすめです。

天井高が低い部屋には、背の高い家具は
置かないようにしましょう。家具と天井の間の
空間がなくなることで、違和感や圧迫感が
生まれます。このため設置する家具も高さを
気にする必要があります。

天井高を低くするデメリットとして、収納量が
減少することがあげられます。天井高が低く
なることで、室内の体積は減りますから、
当然収納量も減ることになります。ただし
収納の天井高さが低い分、ものが取り
やすいというメリットがあります。

最近人気のある、低い天井高の室内空間。
やってしまいがちなのが、すべての室内空間を
2200mmにしてしまうこと。もちろんそれでも
よいのですが、メリハリをつけて2200mmや
2400mmの空間を使い分けることも考えて
みましょう。

どちらにいたしましても、高い設計力が
必要になりますので、低い室内空間を
お考えの方は、慎重に設計士と相談して
間取りをデザインしましょう。

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