冬暖かい家の常識

2023年06月22日

ギフトホーム佐竹です。

本日は、スーパーウォール会の
メンバーでもある、耕和住宅さんの
新事務所が完成したということで、
見学に行ってまいりました。とても
すばらしい住宅風の事務所で、
いろいろと参考になる事ばかりでした。
耕和住宅
https://kouwa-jutaku.com/

さて本日は、
住宅の快適性について。

高気密高断熱住宅に携わっていると、
住宅内での冬の寒さや、夏の暑さ
というものの概念が変わってきます。

暖かい、涼しいという概念は当然
みんなが持っています。しかしその暖かい、
涼しいという感じ方は人それぞれなのです。

普通の人が考えている暖かい家
というのは、高品質住宅に住む人の
暖かい家と全く別物になってしまいます。

今までの暖かい家というのは、窓を
閉め切って石油ファンヒーターを
たきながら、加湿器で湿度を高める
方法が一般的でした。当然窓には
結露がびっしり着くのですが、冬の
風物詩としてそのままにされていました。

高品質住宅を知ってしまうと、
これまでの暖かい家とは何だったのか
考えさせられます。

人は自分の知識にないものは、正しく
把握することができません。この世に
ないものと感じてしまうでしょう。

冬は暖かい家というのは、暖房器具で
ガンガン温めるというイメージでしかない。

断熱気密をしっかり取った、空調で
コントロールするということは全く分かりません。

暖かい家と聞いても、リビングだけが
暖かい家が多い。トイレや脱衣場
お風呂などは寒くて当然という常識です。

高品質住宅に住む人は、玄関に
入ってからもう暖かい。リビングは
当然暖かいし、トイレに行っても
全然寒くない。冬なのに脱衣場で
裸になってもふるえることがない。

浴室も当然暖かいから、湯船に
熱めのお湯を張ることもない。

湯冷めの心配もないから、安心して
ゆっくり寝ることができます。

真冬なのに、家の中から冬が
消えている状態。これが本当の
暖かい家と言えます。

これは体感した人でないと全く
わかりません。高気密高断熱住宅
という住宅を聞いたことがある
という人でも、低品質な断熱住宅に
住んでしまうと、違う常識が頭に
インプットされてしまいます。

断熱性能は、冬に真価を発揮
するものですが、夏でもやはり
その恩恵を受けることになります。

もちろん夏でも換気や日射遮蔽
という要因もありますので、断熱
だけがすべてではありません。

しかし冬は、やはり断熱性能が
ものをいいます。同じくらい大事
なのが気密性能です。断熱性能を
特に意識して感じるのが冬になります。

断熱性能を上げるには、高性能な
窓を使用し、高性能な断熱を厚く
使用する。

その上で冬は、日射取得を計算し、
熱交換換気を利用してさらに
快適性を上げていきます。

安易なキーワードで、エセ高品質住宅に
引っかからないようにしてください。

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